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左サイドバックの一番手に名乗り。森下龍矢の“外回り”が新たな可能性を示す「活かしてもらうぐらい大外、大外で」

カテゴリ:日本代表

河治良幸

2023年06月16日

「オプションの1つとして僕が存在している」

三笘(7番)とは大学時代のユニバ代表でも共闘。A代表でも連係面をさらに深めたい。(C)SOCCER DIGEST

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 日本の4点目となった44分のゴールは、FW上田綺世が跳躍力を活かした胸トラップで起点になったが、三笘がボールを持つと同時に、森下が外側から追い越した。カットインから右足で狙った三笘のシュートはGKに弾かれたが、日本から見て左側にこぼれたボールを堂安律が押し込む形だった。

「相手が10人になった時点で、三笘選手と敬斗君に相手がかけ合わなくなった。ちょっと効果が薄かったですけど、仮に相手が11人いて、敬斗君とか三笘君にかなりプレッシャーが激しければ、(外側を)回るのがもっと生きてくるので。次回の試合に向けてもっと連係を高めて、良い駆け上がりをしたい」

 森下がそう振り返るように、開始3分にエルサルバドル側に退場者が出て、相手が10人になったことで、そもそもボールホルダーに数的優位で付くような対応ができなくなっており、三笘であれば単騎でも十分に剥がすことができたはず。

 それでも森下は「やめないってことだけ気をつけた。やって、やって、もう回数を重ねないと何も分からないので。いくら妄想しても、妄想で終わり。やってみてトライする。それが僕らしさ」と語る。
 
 所属する名古屋グランパスでは、左右のウイングバックで起用されている森下。大卒でプロデビューしたサガン鳥栖では、当時の金明輝監督(現・町田コーチ)のもと、内側に絞りながらビルドアップに関わるプレーも見せていた。

 森下は「インサイドに絞るのはもっと上手い選手がいると思うし、むしろ三笘選手を活かすというより、活かしてもらうぐらい大外、大外で。そういうオプションの1つとして僕が存在している」と割り切る。

 ここから日本代表に定着していけば、さらにバリエーションは増えていくかもしれないが、まずは「追求してきたからこそ、こういうところに選ばれた」という“外から回る”動きで、左サイドバックに新たな可能性を示した。

取材・文●河治良幸

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