［キリンチャレンジカップ］日本 ６－０ エルサルバドル／６月15日／豊田スタジアム

　日本代表は６月15日、キリンチャレンジカップでエルサルバドル代表と対戦し、６－０で大勝を収めた。

　開始１分に谷口彰悟のヘディング弾で先制し、勢いに乗った日本は、その３分後には上田綺世が自身が獲得したPKをしっかり決め、序盤で２－０と突き放す。

　その後も攻勢を強める日本は25分に久保建英、44分に堂安律、さらに60分には中村敬斗、73分には古橋亨梧が加点。終わってみれば６－０で圧倒し、力の差を見せつけた。

　この一戦に、A代表初招集ながら左SBで先発フル出場を果たした森下龍矢は試合後、「緊張しました」と振り返り、こう続けた。
 

「豊田スタジアムに入ったら、その気持ちがちょっと抜けて、いつも通りできました」

　豊田スタジアムは森下が所属する名古屋グランパスのホームスタジアム。そのうえ開始３分に相手に退場者が出て数的優位になったことや、序盤で複数得点を取ってリードしたことも、彼の緊張感をほぐした要因と言えるだろう。最後まで堂々たるプレーを披露し、第二次森保ジャパンの初勝利に貢献した。

　左サイドで何度も上下動を繰り返した森下は、「何回かは自分がチャンスだというタイミングで走り出せていたので、それは続けて行きたい」と、攻撃面での手応えを語る。

　だが一方で、守備面での課題も見つかったようだ。

「たとえ壊れたとしても、球際の一個一個の距離とかは追求できる部分でもあった。個人的には１歩なのか、１秒なのか、距離がちょっと遠くて、たぶんトッププレーヤーはそこでジャストで行ける。その距離は自分でもっと探さないといけない。それを学びました」

“ポスト長友”に名乗りを上げるようなプレーを見せた森下は、「（ポスト長友に）これまでもずっと手を挙げ続けてきましたけど、どの左サイドバックの選手もきっと手を挙げていると思うので、それは森保さんが選ぶところです。それぞれが全力を出すだけです」と意気込む。

　次戦は20日にパナソニックスタジアム吹田でペルーと戦う森保ジャパン。「（今日の試合を）成長の糧にしたい」と気合を入れる森下の活躍にも注目だ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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