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「自分がドイツ、スペイン戦に出ていたら…」の懸念を払拭。15戦目にして代表初得点の上田綺世が主力定着へ大きな一歩

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年06月16日

三笘や堂安に一歩近づいたという確信

安定感あるポストプレーなど、前線の基準点としても効果的な働きを見せた。(C)SOCCER DIGEST

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 後半には再び、ネットを揺らすもVAR判定で取り消されるという不運もあったが、まずまずの印象を残して65分で退いた。チームが6-0で勝利したこともあり、おそらく本人は失望感でいっぱいになったコロンビア戦とは異なる感情を抱いたことだろう。

「少しは余裕を持ってプレーできたかなと。前回の南米との2試合、今日の試合もそうですけど、鹿島でやっていた頃やワールドカップの時に比べたら、自信を持てたんじゃないかと思います」と上田も前向きにコメントしていた。

 カタールW杯から間もない今年2月、彼は「自分がドイツ、スペイン戦に出ていたら、コスタリカ戦で何もできなかった自分には一体、何ができたんだろうと感じた。同じ世代で、5大リーグでトップトップでやってる薫君や律との差を感じました」と、神妙な面持ちで話していた。

 その後、今季ベルギー1部で得点ランク2位の数字を残し、自分自身が通用するという手応えを持てたことで、三笘や堂安に一歩近づいたという確信を持てたに違いない。それは日本のエースFWを目ざす上田にとって非常に大きい前進なのだ。
 
「もっと自分を出していかなきゃいけないっていう話をワールドカップ後にさせてもらってますけど、今日はゴールに直結する動きも自分なりに増やしたつもり。もっともっと引き出さなきゃいけないし、引き出せる。ステップ・バイ・ステップじゃないですけど、少しずつ自分の中で継続して、活躍できる方法をまた探していきたいと思ってます」

 目を輝かせた上田。長いトンネルを抜け出し、ここから進化を加速させていくだろう。鹿島アントラーズ時代の恩師・岩政大樹監督に「あれだけシュートの上手い選手はなかなかいない。彼がどこまで上り詰めるか楽しみ」と期待される24歳の点取り屋が、今後のFW争いをリードしていく構図になれば理想的だ。

 覚醒したスケールの大きな男にはさらなる高みを見据え、ゴールという数字を積み重ね続けてほしいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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