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「4-3-3」にリトライの森保ジャパン。カギを握る守田・堂安・旗手のトライアングル。懸念はカウンター対応

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年06月15日

引く時は引く、行く時は行く

東京五輪でも共闘した旗手(左)と堂安(右)。攻撃的な2人の積極果敢なフィニッシュワークに期待だ。写真:梅月智史

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 旗手のほうはセルティックでこの位置を主戦場にしていて、感覚的には全く問題ないと見られる。左側の周りを取り巻く面々も、2019年ユニバーシアード(ナポリ)メンバー中心で、堂安とも東京五輪で共闘した間柄。どうすればお互いの良さを引き出し合えるか分かっているはずだ。

 懸念材料があるとすれば、攻撃的になりすぎるあまりに、相手のカウンターへの対応が疎かになりかねないこと。守田のアンカー脇をエルサルバドルにいいように使われてしまったら、失点は避けられない。

 そうならないように、堂安と旗手には普段以上に守備意識を高く持ってもらわなければいけない。もちろんサイドの久保や三笘も引く時は引く、行く時は行くといったメリハリが大事になる。チーム全体として機能させるべく、意思統一を図っていくことが肝要だ。

「どこまで下がって、どこから守備で押し上げていき、誰が出ていくかというところは、特にハッキリしておかなければいけない部分。攻撃時にシュートで終われば、カウンターを受けないことにつながると思います」と守田も話していたが、攻め切って終われば、相手が速攻を繰り出す回数は自ずと減る。

 中途半端なパス回しを続けるより、フィニッシュに持ち込んだほうが相手にとっては嫌だろうし、日本の勝機も高まってくる。
 
 そのうえで、守田は「ワールドカップのコスタリカ戦では、縦パスを引っ掛けてしまったり、前のチャレンジを忘れて、チャンスをするってことがなかった。今はチャレンジ&エラーの時期ですし、まずは自分の持っている力を1人1人がぶつけていくのが最善ですね」と意欲を示していた。

 もちろん、第二次森保ジャパンが3戦目にして初勝利を挙げるのは必須ノルマだが、それ以上に内容に手応えがなければ先にはつながらない。新たなメンバー構成で挑む4-3-3が、カタールW杯最終予選の時とは違った強みや怖さを発揮することにつながれば、一番良い。

 そうなるように、中盤のダイナモ・守田には攻守のかじ取り役をしっかりと行なってもらわなければならないし、堂安と旗手も攻守のつなぎ役・フィニッシャーとしてダイナミックなパフォーマンスを見せてほしい。

 彼ら3枚はまさにチームの生命線。そういう強い自覚を持ってピッチに立つべきだ。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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