古豪ペルーは組織力と攻撃サッカーが侮れない
エルサルバドルに続いてFIFAランキング20位の日本が対戦するペルーは、同ランキングが21位。ワールドカップ出場こそ日本の7度より少ない5度だが、ベスト8には1970年メキシコ大会、1978年アルゼンチン大会と2度進出している。その両大会とも攻撃的なサッカーでファンを魅了した。ウルグアイで開催された1930年の第1回大会にも出場という南米の古豪だ。
前回カタール大会は南米予選で5位となり、大陸間プレーオフへ。昨年6月、コロナ禍の影響によってカタールでの一騎打ちとなったオーストラリア(アジア代表)との決戦は、延長戦でも両者0-0と譲らず、PK戦で4-5と涙を呑み、ロシア大会に続く連続出場はならなかった。
6月16日の韓国戦でスタートする今回の東アジア遠征メンバー発表でサプライズとなったのは、39歳のストライカー、パオロ・ゲレーロの復帰だろう。最後に代表でプレーしたのは、チリと戦った2021年10月のカタール大会南米予選だった。ペルー代表歴代最多得点記録を持ち、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)やブラジルの名門クラブでも活躍した歴戦の勇士の実績は申し分ないが、四十路を前にしての招集には疑問の声も。だが、フアン・レイノソ監督は「とても質の高い選手。今のチームに欠けているものを持っている」と、意に介さない。
「どこかのタイミングで2トップも試したい」と語るレイノソ監督は、このゲレーロとラウル・ルイディアス、あるいはイタリア系のジャンルカ・ラパドゥラを組ませる構想か。カタール大会予選敗退後、世代交代の必要性も叫ばれたが、ロシア大会出場組も健在。チャンスメーカーのMFクリスティアン・クエバ、アグレッシブなDFルイス・アドビンクラ、守護神の第一人者であるペドロ・ガジェセといった選手たちだ。
前回カタール大会は南米予選で5位となり、大陸間プレーオフへ。昨年6月、コロナ禍の影響によってカタールでの一騎打ちとなったオーストラリア(アジア代表)との決戦は、延長戦でも両者0-0と譲らず、PK戦で4-5と涙を呑み、ロシア大会に続く連続出場はならなかった。
6月16日の韓国戦でスタートする今回の東アジア遠征メンバー発表でサプライズとなったのは、39歳のストライカー、パオロ・ゲレーロの復帰だろう。最後に代表でプレーしたのは、チリと戦った2021年10月のカタール大会南米予選だった。ペルー代表歴代最多得点記録を持ち、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)やブラジルの名門クラブでも活躍した歴戦の勇士の実績は申し分ないが、四十路を前にしての招集には疑問の声も。だが、フアン・レイノソ監督は「とても質の高い選手。今のチームに欠けているものを持っている」と、意に介さない。
「どこかのタイミングで2トップも試したい」と語るレイノソ監督は、このゲレーロとラウル・ルイディアス、あるいはイタリア系のジャンルカ・ラパドゥラを組ませる構想か。カタール大会予選敗退後、世代交代の必要性も叫ばれたが、ロシア大会出場組も健在。チャンスメーカーのMFクリスティアン・クエバ、アグレッシブなDFルイス・アドビンクラ、守護神の第一人者であるペドロ・ガジェセといった選手たちだ。
こうした経験豊富な選手に伍して、4-1で快勝した昨年9月のエルサルバドル戦で代表デビュー、初ゴールもマークしたFWブライアン・レイナの活躍も期待される。左サイドでのドリブル突破は“ペルーの三笘”か。
アルゼンチン人のリカルド・ガレカ前監督が植えつけた組織力を基盤に、伝統の攻撃精神を活かそうとするのが、昨年8月に就任したレイノソ監督。自身も元ペルー代表のDFで、日本と同国が初めて顔を合わせたキリンカップサッカー1999(0-0の引き分け)でもプレー。その直後のコパアメリカにおける対戦(3-2でペルーの勝利)にも出場して、日本の前に立ちはだかった。
文●石川 聡
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