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先発落ちの“怒り”をパワーにした久保建英。鮮烈パフォーマンスに番記者も驚嘆「凄みを増している」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

ミケル・レカルデ

2023年05月24日

タケに平手打ちをしたM・アロンソは退場でもおかしくなかった

苛立ったマルコス・アロンソ(奥)に平手打ちを受けるシーンも。(C)Getty Images

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 この試合でも投入直後から輝きを放った。61分、ボールを持つと、その動きに呼応して走り込むアンドニ・ゴロサベルに縦パスを出し、シュートシーンを演出した。その数分後、今度はドリブルで突進すると、ジョルディ・アルバが後ろから倒しファウル。左利きのタケにとっては絶好の位置だ。

 ダビド・シルバのボレー弾を演出したジローナ戦の2点目を彷彿とさせるピンポイントのFKを蹴り込み、頭で合わせれば即ゴールという決定機だった。にもかかわらず、アレクサンダー・セルロトは枠を捉えることができなかった。

【動画】「エグい」「セットプレーまで上手くなり出してる」絶好機を創出した久保建英の高精度FKをチェック
 時間が経つにつれ、タケの闘志はさらにヒートアップし、そして1-0で迎えた71分だった。自陣でフレンキー・デ・ヨングに対して激しく寄せると、間髪入れずにマルティン・スビメンディが連動したプレスで、ボールを奪取する。

 すぐさまボールを預けられたタケがドリブルで敵陣に侵入し、DF3人を引き付けながら、左にオーバーラップしたスビメンディにリターンパス。スビメンディは素早く左足でゴール前にクロスを送ると、セルロトが冷静にマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの動きを見て、ゴール左に突き刺した。3人の動きとアイデアが見事にシンクロしたカウンターからのゴールだった。

 逆の角度から闘志を発露したのが、79分の場面だ。マルコス・アロンソと小競り合いとなり、喧嘩両成敗の形でイエローカードを提示された。ただ平手打ちを浴びせるばかりか、その後、無理やり立たせようとしたマルコス・アロンソは退場処分になってもおかしくはなかった。

 出場時間はわずか30分余りだったが、サンティアゴ・ベルナベウに続いて、カンプ・ノウでもタケは活躍を見せた。凄みを増している日本人クラックに引っ張られて、ソシエダはCL出場権獲得に向けて邁進し続ける。

取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸

【動画】両者にイエローは妥当?久保のファウルにキレたバルサのスペイン代表DFの“平手打ち”
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