「僕が怪我をしたらどうするんだという話なんですけれど…」
菅原のバックアップはいない。警告累積の出場停止処分により、菅原は3月11日のフローニンゲン戦を欠場したため、パスカル・ヤンセン監督はリザーブチームのMFフェデ・デ・ヨングを右サイドバックにコンバートして急場をしのいだ。エメン戦で菅原に代わって途中出場したのは、リベロやMFとしてプレーするリシェドリー・バズールだった。
「クラブの方針は分かりませんが、本来なら2枚ぐらいずつ選手を置くんでしょう。僕のことを右サイドバックの一番手として信頼してくれているのは、とても嬉しいです。AZに入団したときにはスベンソン選手(現アダナ・デミルスポルト/トルコ)がいて、昨季はウィトリー選手が入って、僕は彼らと競い合いながら自分の力を出すことができた。だからこそ、AZもこういう選択(=右サイドバックが菅原ひとり)と取ることができたのだと思います。
カンファレンスリーグで準決勝に進出したりするなど、チームに何かを残したいという気持ちで毎試合戦っています。そのなかでチームからある程度評価されているのを感じます。でも、僕が怪我をしたらどうするんだという話なんですけれど……」
その懸念の言葉に、私も「そうなんですよ!」と反応した。
「でも、僕が怪我をすることはないと思っています。昨季終盤戦で怪我をしましたが最後まで試合に出続けました(注:膝の負傷を抱えたままAZの試合に出続け、シーズン終了後に手術した)し、怪我するようなタイプでもないし、怪我をしないようにコンディションにも気をつけているし。でも、信用してもらっているのはありがたいですね」
「右サイドバックはお前しかいない」という状況を粋に感じながらプレーしているのだろうか?
「いや、やっぱり競争はあったほうがいいと思いますけれどね。明確な競争相手がいないなか、自分自身との戦いが続いています。だから、『右サイドバックというポジションは安泰だな』というのではなく、『自分が一番チームで活躍するんだ』と常に心掛けてプレーしてますし、そのことを忘れないようにしています。メンタル面ですごく鍛えられていると思いますね」
「クラブの方針は分かりませんが、本来なら2枚ぐらいずつ選手を置くんでしょう。僕のことを右サイドバックの一番手として信頼してくれているのは、とても嬉しいです。AZに入団したときにはスベンソン選手(現アダナ・デミルスポルト/トルコ)がいて、昨季はウィトリー選手が入って、僕は彼らと競い合いながら自分の力を出すことができた。だからこそ、AZもこういう選択(=右サイドバックが菅原ひとり)と取ることができたのだと思います。
カンファレンスリーグで準決勝に進出したりするなど、チームに何かを残したいという気持ちで毎試合戦っています。そのなかでチームからある程度評価されているのを感じます。でも、僕が怪我をしたらどうするんだという話なんですけれど……」
その懸念の言葉に、私も「そうなんですよ!」と反応した。
「でも、僕が怪我をすることはないと思っています。昨季終盤戦で怪我をしましたが最後まで試合に出続けました(注:膝の負傷を抱えたままAZの試合に出続け、シーズン終了後に手術した)し、怪我するようなタイプでもないし、怪我をしないようにコンディションにも気をつけているし。でも、信用してもらっているのはありがたいですね」
「右サイドバックはお前しかいない」という状況を粋に感じながらプレーしているのだろうか?
「いや、やっぱり競争はあったほうがいいと思いますけれどね。明確な競争相手がいないなか、自分自身との戦いが続いています。だから、『右サイドバックというポジションは安泰だな』というのではなく、『自分が一番チームで活躍するんだ』と常に心掛けてプレーしてますし、そのことを忘れないようにしています。メンタル面ですごく鍛えられていると思いますね」
ウェストハムは同日行なわれたプレミアリーグ、対ブレントフォード戦で大胆にメンバーを入れ替えて戦い0-2で落とした。降格圏から脱した彼らはシーズン終盤のターゲットをカンファレンスリーグ制覇に切り替えたようだ。そんなウェストハムとの大一番を控え、菅原はこう意気込む。
「ロンドンの第1レグはすごくいい雰囲気でした。オランダでアヤックス、フェイエノールト、PSVとやる時のような雰囲気でしたが、内容・強度は全然レベルが違って『世界最高の舞台で戦うチーム』というのを感じることができました。AZが勝ったら大番狂わせと言われると思いますが、第1レグではAZのほうがボールをキープしていた時間帯があったし、内容も良かった。プライドを懸けて戦うだけです。僕らのサッカーをホームでぶつけます」
第1レグは1-2で敗れた。今週木曜日に開催される第2レグで、AZは勝つしかない。「右サイドバックは自分が一番輝けるポジション」と語る菅原が、持ち前の攻撃力でチームを引っ張ることに期待したい。
取材・文●中田 徹
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第1レグは1-2で敗れた。今週木曜日に開催される第2レグで、AZは勝つしかない。「右サイドバックは自分が一番輝けるポジション」と語る菅原が、持ち前の攻撃力でチームを引っ張ることに期待したい。
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