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なぜ新潟は攻撃的姿勢を取り戻し、連敗ストップできたのか? 堀米悠斗が現状を見つめ直すきっかけとなったサポーターへの“誓い”

カテゴリ:Jリーグ

野本桂子

2023年05月08日

トライした選手にはポジティブな声かけ

 サポーターは、柏戦でウォーミングアップから応援歌『アイシテルニイガタ』を歌って選手を鼓舞した。序盤から、両サイドハーフの小見洋太、三戸舜介が積極的に仕掛けた。堀米は点が生まれずともトライにはポジティブな声をかけると、その空気はピッチ全体に広がり、どんどん仕掛ける場面が生まれた。

 味方が背後へ動き出せば、見逃さずにロングパスを届ける。それによって相手の重心が下がり、攻撃に有効なスペースが生まれた。87分には自らゴール前へ顔を出し、シュートを放った。守備では千葉和彦との近い距離感を意識し、自サイドに起点を作らせなかった。64分のピンチでは相手を2度追いし、身体を投げ出して椎橋慧也のシュートをブロック。90分間、攻守に戦う気持ちを表現し続け、5試合ぶりの無失点に貢献した。

 結果的には、スコアレスドロー。この日はJリーグの手配ミスにより、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)なしで試合が行なわれた。11分に鈴木孝司のゴールがオフサイドと判定されたが、相手のハンドもあったと新潟の選手は主張。ただVARがないため、確認はされなかった。
 
「そういう状況で文句なしのゴールを決めてこそ格好いいチーム。そこまで持っていけなかったことがより悔しい。1点で人生変わることもあるので、納得はしていないですけど、まだまだ自分たちは足りないよ、と言われていると捉えて、より攻撃の精度を高めていきたい」

 堀米は悔しさの中でも、矢印は自分たちに向けた。新潟は次節もホームで、14日に横浜と対戦する。

「マリノスも攻撃にこだわりのあるチーム。そういう選手たちと試合できるのは楽しみ。守備陣としては0で抑えることを継続したいですし、点を取りたい。自分たちも仕掛けていきたいなと思います」

 自ら体現し、取り戻したアグレッシブさを携えて、目ざすのは5試合ぶりの勝利。サポーターとともに、ホームで昨季のチャンピオンチームを迎え撃つ。

取材・文●野本桂子(フリーライター)

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