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平畠啓史チョイス“至極の11人”|2人分、3人分の仕事量をこなす米本拓司。汰木康也はあらゆるプレーの凄みが増した印象だ【J1月間ベストイレブン4月】

カテゴリ:Jリーグ

平畠啓史

2023年05月07日

D・ヴィエイラの決定力は途轍もない

ボールを奪うだけでなく、カウンターの起点にも。上位をキープする名古屋に米本は欠かせない。写真:梅月智史

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 ボランチは名古屋の米本拓司。ボールへの寄せが速く、強度もあり迫力十分。危険を察知するアンテナの感度が鋭く、ボールを奪いに行く時の決断力に優れ、ボールを奪いきれる能力がある。名古屋のサッカーには欠かせない選手の一人である。

 もう一人のボランチはC大阪の奥埜博亮。そこにいてほしいところに必ずいる選手。球際の守備では力強く、シュートシーンでは良い意味で力が抜けてリラックス。攻守での関りが多く、チームに対する貢献度は非常に高い。

 右のワイドには神戸の武藤嘉紀。これほどプレーから意志が伝わってくる選手はいない。第10節、湘南戦の山口蛍のゴールを生み出すきっかけを作ったプレーは圧巻。みずからプレスをかけ、マイボールにしただけでなく、交代選手が準備されていたが素早くスローイン。そのスローインが山口蛍のゴールへと繋がった。武藤のプレーには圧倒的な力強さがある。

 左のワイドには、4ゴール・2アシストの札幌の浅野雄也。プレーに迷いがなく、思い切りが良い。前進する時の勢いと強烈な左足。魅力的な札幌の攻撃にまた面白いタレントが加わった。
 
 前線には4月、5ゴールの3人を並べた。第6節のG大阪戦で4ゴールを上げた湘南の町野修斗。横浜の前線で堂々の存在感を放つアンデルソン・ロペス。そして、広島のドウグラス・ヴィエイラ。

 D・ヴィエイラはすべて途中出場で5試合・5ゴール。出場時間は149分なので、30分に1ゴールを奪っていることになる。途轍もない決定力で4月、4勝の広島に大きく貢献。攻守にアグレッシブで魅力的なサッカーを展開する広島のなかで、重要な役割を果たしている。

 MVPは名古屋の米本。5ゴールと同じ、いやそれ以上の仕事をしているとも言える。ボールを奪うだけでなく、カウンターの起点にもなっている。広いピッチの中で、2人分、3人分の仕事量。稲垣祥とのボランチコンビも充実。上位をキープする名古屋に米本は欠かせない。

取材・文●平畠啓史

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