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ドイツで早くも二桁越え! ボルシアMG福田師王の現在地。勝ち取った仲間からの信頼「フクダにボールを集めろ!」

カテゴリ:海外日本人

松尾祐希

2023年05月02日

当初はCKのキッカーを担当

 ただ、動き出しは認められてはいたものの、もう1つの武器である空中戦では苦労したという。

「正式にクラブに合流してから、最初の頃はコーナーキッカーでした。今まで蹴った経験がないから、初めて蹴った時に滑ってこけましたから」

 獲得する時点でクラブの関係者などが映像をチェックし、ヘディングの強さはある程度認識していた。だが、その時点での評価は“あくまで日本の高校レベル”というもの。178センチの高さだけではヨーロッパのレベルでは競り勝てないと見られ、合流した当初は違うタスクを与えられていたのだ。

 そこから福田は評価を覆すべく、練習から猛烈にアピール。監督から「あいつのヘディング、凄いぞ。そんなに大きくないからヘディングで勝負できるとは思っていなかった。ジャンプ力と滞空時間が凄まじい」と目を丸くされた。
 
「ジャンプ力を認められて、GKの下でこぼれ球を拾う役割になり、今ではターゲット役になった」(福田)。先日のゲームでは2メートルある相手DFにも競り勝つなど、高校時代と同様に圧倒的な強さを示したのは際たる例だろう。

 空中戦でも地上戦でも信頼を獲得。U-19のカテゴリーでは「フクダにボールを集めろ!」と言われるまでになり、その期待に結果で応えてきた。次シーズンはU-23カテゴリーで、自らの足で立場を作り上げる作業が必要になるが、今回の体験談が次に生きてくる。

 楔のパスを収めるプレーなど、トップチームで活躍するためには課題も多いが、神村学園で培った動き出しの良さや空中戦の強さはヨーロッパでも十分に通用している。今度は上のカテゴリーでそれを発揮できるか。福田の戦いはまだ始まったばかり。本物のストライカーへ成長を遂げるべく、異国の地で挑戦を続けていく。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

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