瀬古、脇坂、遠野も結果を残す
三笘薫、旗手怜央らと同世代で、横浜FCから加入して2年目を迎えた瀬古もコツコツ居残り練習を続けてきた選手だ。コーチや仲間から出してもらったボールをターンして、正確にミニゴールへ。そんな自主練習を何度も続けている姿が麻生のピッチにはあった。
「ここまで出られなかったのは想定外だった」
川崎での1年目はリーグ戦で13試合(299分)・0ゴール、先発は2試合という成績だった。それでもチームスタイルを学びながら、今季は周囲にやや欠けていたと感じた縦パスの意識を高めてきた。
ここ数試合でそのアピールが実り、存在感を高めると、清水戦では相手DFへの激しいプレスからボールを奪い、そのまま持ち込んでゴール。嬉しい今季初得点を挙げたのだ。
鬼木監督も清水戦後、瀬古の姿を評す。
「ゲームを読める選手のひとり。相手の戦い方や自分たちが今どういう状況になっているかなど、システムのところもそうですが、非常にクレバーな選手で、相手の穴を通していくのか、自分がいくのか、そういう部分は今日のゲームでも非常に見られましたし、トレーニングの中でもそういうシーンは非常に多い。本当によくやってくれたなと思います。
チームの今やるべきことというものが、どうしても攻撃のところにフォーカスされる部分がありますが、守備のところも(ダブルボランチを組んだ)ジョアン(・シミッチ)とのふたりでいい囲い込みや、前後の関係もやっていたので、非常に良かったんじゃないかと感じます」
「ここまで出られなかったのは想定外だった」
川崎での1年目はリーグ戦で13試合(299分)・0ゴール、先発は2試合という成績だった。それでもチームスタイルを学びながら、今季は周囲にやや欠けていたと感じた縦パスの意識を高めてきた。
ここ数試合でそのアピールが実り、存在感を高めると、清水戦では相手DFへの激しいプレスからボールを奪い、そのまま持ち込んでゴール。嬉しい今季初得点を挙げたのだ。
鬼木監督も清水戦後、瀬古の姿を評す。
「ゲームを読める選手のひとり。相手の戦い方や自分たちが今どういう状況になっているかなど、システムのところもそうですが、非常にクレバーな選手で、相手の穴を通していくのか、自分がいくのか、そういう部分は今日のゲームでも非常に見られましたし、トレーニングの中でもそういうシーンは非常に多い。本当によくやってくれたなと思います。
チームの今やるべきことというものが、どうしても攻撃のところにフォーカスされる部分がありますが、守備のところも(ダブルボランチを組んだ)ジョアン(・シミッチ)とのふたりでいい囲い込みや、前後の関係もやっていたので、非常に良かったんじゃないかと感じます」
ここまでの苦しい時期が報われたのは脇坂泰斗もそうだろう。昨季、大先輩の中村憲剛が長年、背負った14番を継承し、今季も副キャプテンを担う存在だが、佐々木と同様に今季はベンチ外も経験。それでも彼もチームのために明るく振る舞いながら、自分に何ができるのか葛藤し続けてきた。
清水戦で今季、初ゴールを含む2得点を挙げた後には、それぞれバックスタンドとメインスタンドに向けて1回ずつ、「1、2、3、ダー!!」の2023年バージョンのゴールパフォーマンスも披露。
この試合をキッカケに再び輝きを取り戻してほしい選手である。
なかなか結果を残せなかった遠野大弥も、なんとしてもゴールを奪おうという気迫が感じられ、チームとして欲しかった先制点を含めて2得点を奪っている。
前述したようにそれ以外にも、好パフォーマンスを示した選手は何人もいる。
ここまでの苦しさがあったからこそ、より強い光が見えた清水戦。各選手が努力する姿を見てきた分、グッとくるものもあった。この勝利でチームが上向いてくれることを、ぜひとも信じたい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
清水戦で今季、初ゴールを含む2得点を挙げた後には、それぞれバックスタンドとメインスタンドに向けて1回ずつ、「1、2、3、ダー!!」の2023年バージョンのゴールパフォーマンスも披露。
この試合をキッカケに再び輝きを取り戻してほしい選手である。
なかなか結果を残せなかった遠野大弥も、なんとしてもゴールを奪おうという気迫が感じられ、チームとして欲しかった先制点を含めて2得点を奪っている。
前述したようにそれ以外にも、好パフォーマンスを示した選手は何人もいる。
ここまでの苦しさがあったからこそ、より強い光が見えた清水戦。各選手が努力する姿を見てきた分、グッとくるものもあった。この勝利でチームが上向いてくれることを、ぜひとも信じたい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)