J１昇格プレーオフ決勝
アビスパ福岡 － セレッソ大阪
12月６日／15:35／ヤンマースタジアム長居
 
セレッソ大阪
リーグ成績：４位　勝点67　18勝13分11敗　57得点・40失点
 
【担当記者の視点】
　プレーオフ準決勝の５位愛媛との対戦では、試合終了間際の相手のパワープレーをなんとか凌ぎスコアレスドロー。規定により決勝進出を決めた。
 
　ただし、ここに来て山口蛍、橋本英郎、関口訓充をはじめとするチーム全体の守備意識も非常に高く、一丸となって粘り強い戦いができるようになっており、J１昇格へのクライマックスに向けて、チーム状況は確実に右肩上がりだ。
 
　プレーオフ決勝では３位の福岡を相手に、引き分けは許されない、必勝が前提の試合。攻撃陣の一層の奮起が求められるが、今週の練習では様々なオプションも試しつつ、ゴールへの意識も高め、来るべき決戦へしっかり準備を整えた。
 
　福岡戦では今季２試合とも０-１で敗れる悔しさを味わうも、いずれの試合にも出番がなかった玉田や茂庭、ホームでの35節を欠場した関口をはじめ、チームはこの大一番に気合い十分だ。
 
　さらに、現在の福岡がプレーオフにかけて９連勝したきっかけを作ったのは、C大阪との35節・ヤンマースタジアム長居での一戦。それだけに、今こそ長居での屈辱を長居で晴らし、勝利の歓喜に変えることが、J１昇格への最後のノルマとなる。
 
　大熊監督も勝利への強い決意を口にする。
「俺たちはもう勝つしかない。全員で攻めて全員で守る。俺たちのサッカーを最後までやって（福岡に）対抗したい」