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ベレーザがホームで久々の凱歌。公式戦11試合無敗の好調ぶり「やるべきサッカーのなかで変化している。すごく楽しい」【WEリーグ】

カテゴリ:女子サッカー

西森彰

2023年04月03日

土方の投入で攻撃的姿勢を貫く

先制弾の藤野。これで今季6点目をマークし、得点ランクで首位タイを走る。写真:西森彰

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 西川の得点でゲームは決したかに見えたが、ピッチ内にいた当事者の手応えは少し違っていたようだ。キャプテンの村松智子は「前半に3点入れていたけれども、もっと点を取れる部分があって、そこで取れていなかったことでダメージが残っていた」と語る。

 事実、後半に入ると、徐々に大宮Vが4位に躍進している理由を証明し始める。この試合でもチーム全体で、前からの守備を心がけていたそうだが、前半はアンカーの位置でも決定的な仕事ができるベレーザの木下桃香の動きにも気を配った結果、相手の最終ラインへの圧力が弱まっていた。

 そのため、高い位置でボールを奪ってのショートカウンターというシーンが生まれにくい。大宮Vの乗松瑠華は、前半の苦戦は「自分たちのミスだなという感覚でした」。

 だが後半、人を変え、システムを変えて、同点、逆転への糸口を探る。「(プレシーズンマッチなどで見せた)以前の5バックは、守るためのものだったんですが、今回は前線に相手の3トップがいるなかで、マッチアップさせてゴールを奪いに行くための守備。タイプは違いました」(乗松)。3点ビハインドの状況で要求されたギャンブルに近かったが、これが当たった。

 ベレーザは、中盤でゲームを落ち着かせることもできる小林里歌子がピッチを退き、よりストライカーの色が濃い土方麻椰が入る。ベレーザの攻撃的姿勢の継続は、点を取らなければならない大宮Vとしても望むところだ。
 
 78分、途中出場のルーキー、大島暖菜が、ドリブル突破からの粘りで1点を返す。87分にも、乗松が右のスペースへ大島を走らせるボールを送る。これに追いついた大島はベレーザの守備網を再び切り裂き、井上綾香のゴールをお膳立てした。

 試合をクローズしたいベレーザだったが、疲れもあったのか。「チャンスを決めきれない時間が続いて、リーグカップ決勝で70分過ぎから3点失ったことが思い出されるくらい、ミスが出た」と竹本監督。

 チームコンディションと戦況を照らし合わせながら、難しい判断を迫られた指揮官だったが、89分、岩﨑心南を入れてゲームを締めにかかる。大宮Vにワンチャンスは与えたが、これを防いで3-2の逃げ切り勝ち。西が丘で久しぶりに凱歌を挙げた。
 
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