G大阪――今野の先制点まではプランどおりだったが……。
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 5.5
開始4分に柴崎のシュートを防ぐと、以降は大きなピンチもなく後半へ。76分にヘディングシュートを浴び、素早く横に飛んで反応したが届かず。結果的にこの一撃が響いた。
DF
5 丹羽大輝 6.5
ドウグラスのドリブルに対して絶妙な距離感で対応。カバーリングもほぼ完璧で、西野の軽い対応に対して激怒する場面も。個人としてのパフォーマンスは出色だった。
3 西野貴治 5(79分OUT)
後半途中まで安定した対応を見せるも、浅野が投入されると1対1の局面が増加。70分には浅野にターンでかわされピンチを招くと、76分にはマークを外して被弾した。
4 藤春廣輝 5.5
序盤からミキッチの裏を大胆に突いて攻撃を活性化。後半に入るとやや縦への推進力が落ち、攻撃に顔を出す回数も減少。連戦の疲れは隠せず、終盤はスピード感も落ちた。
14 米倉恒貴 5.5
清水の上がりをケアしながら、機を見て一気に裏のスペースへ侵入。前半は積極的な姿勢を前面に打ち出したが、後半は中盤が間延びした影響もあり連係での崩しが見られず。
MF
7 遠藤保仁 5.5
正確なFKから今野の先制ゴールをアシスト。一瞬のスキを突き、ループパスで局面を変える判断力は圧巻だが、後半は運動量が明らかに低下。ピッチを支配する力が次第に衰えた。
15 今野泰幸 6.5
CS3試合連続ゴールを叩き込み、チームの士気を高めた。序盤から球際で激しい攻防を見せ、44分には警告も。同点後は最終ラインに入り、浅野の突破を上手く封じたのだが……。
13 阿部浩之 5.5
“89年組”の清水と激しいマッチアップ。全力での守備で後方を助けた一方、崩しの局面で意外性のあるプレーが少なく、「良いプレーをするも怖さなし」の印象が拭えず。
19 大森晃太郎 6(57分OUT)
8分に宇佐美のクロスに反応するも、ヘディングはゴール上へ。打開時にやや工夫を欠いた感も否めないが、守備の献身性は評価に値するもので、交代まで役割を全うした。
39 宇佐美貴史 5.5
強烈なミドルシュートや鋭いクロスをファーサイドに上げて、大森や阿部のチャンスを演出。前半は存在感を放つも、後半は好機に絡めないまま公式戦11試合不発に終わった。
FW
20 長沢 駿 5(64分OUT)
前線からのチェイシングで貢献も、相手の激しい寄せに屈し、思うようにボールを収め切れず。後半に入ると攻撃に絡む場面が減り、ゴール前で持ち前の高さを発揮できなかった。
交代出場
MF
11 倉田 秋 5.5(57分IN)
大森に代わって左サイドハーフでプレー。67分のカウンターでは、ハーフウェーライン付近からドリブルで持ち上がって脅威を与えたが、以降は大きな見せ場を作れなかった。
FW
29 パトリック 5.5(64分IN)
両軍の陣形が間延びし始めた64分に投入され、動き周りながら裏のスペースを狙い、相手の体力を削った。エリア内で勝負する場面は何度もあったが、肝心のゴールは生まれず。
MF
21 井手口陽介 -(79分IN)
同点に追いつかれた直後に投入され、両軍唯一の10代としてプレー。ただ、チーム全体の動きが鈍く、攻撃のスイッチを入れられないまま、刻々と時間だけが過ぎ去った。
監督
長谷川健太 5.5
2点が必要な状況で1トップに長沢を再び抜擢するも、この采配は奏功せず。一時はリードし、「あと1ゴール」の状況にまで迫ったが、痛恨の被弾で試合プランが瓦解。後半の勢い低下が失点の主因で、交代策も今回は奏功しなかった。
取材・文:広島=小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
G大阪=大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
GK
1 東口順昭 5.5
開始4分に柴崎のシュートを防ぐと、以降は大きなピンチもなく後半へ。76分にヘディングシュートを浴び、素早く横に飛んで反応したが届かず。結果的にこの一撃が響いた。
DF
5 丹羽大輝 6.5
ドウグラスのドリブルに対して絶妙な距離感で対応。カバーリングもほぼ完璧で、西野の軽い対応に対して激怒する場面も。個人としてのパフォーマンスは出色だった。
3 西野貴治 5(79分OUT)
後半途中まで安定した対応を見せるも、浅野が投入されると1対1の局面が増加。70分には浅野にターンでかわされピンチを招くと、76分にはマークを外して被弾した。
4 藤春廣輝 5.5
序盤からミキッチの裏を大胆に突いて攻撃を活性化。後半に入るとやや縦への推進力が落ち、攻撃に顔を出す回数も減少。連戦の疲れは隠せず、終盤はスピード感も落ちた。
14 米倉恒貴 5.5
清水の上がりをケアしながら、機を見て一気に裏のスペースへ侵入。前半は積極的な姿勢を前面に打ち出したが、後半は中盤が間延びした影響もあり連係での崩しが見られず。
MF
7 遠藤保仁 5.5
正確なFKから今野の先制ゴールをアシスト。一瞬のスキを突き、ループパスで局面を変える判断力は圧巻だが、後半は運動量が明らかに低下。ピッチを支配する力が次第に衰えた。
15 今野泰幸 6.5
CS3試合連続ゴールを叩き込み、チームの士気を高めた。序盤から球際で激しい攻防を見せ、44分には警告も。同点後は最終ラインに入り、浅野の突破を上手く封じたのだが……。
13 阿部浩之 5.5
“89年組”の清水と激しいマッチアップ。全力での守備で後方を助けた一方、崩しの局面で意外性のあるプレーが少なく、「良いプレーをするも怖さなし」の印象が拭えず。
19 大森晃太郎 6(57分OUT)
8分に宇佐美のクロスに反応するも、ヘディングはゴール上へ。打開時にやや工夫を欠いた感も否めないが、守備の献身性は評価に値するもので、交代まで役割を全うした。
39 宇佐美貴史 5.5
強烈なミドルシュートや鋭いクロスをファーサイドに上げて、大森や阿部のチャンスを演出。前半は存在感を放つも、後半は好機に絡めないまま公式戦11試合不発に終わった。
FW
20 長沢 駿 5(64分OUT)
前線からのチェイシングで貢献も、相手の激しい寄せに屈し、思うようにボールを収め切れず。後半に入ると攻撃に絡む場面が減り、ゴール前で持ち前の高さを発揮できなかった。
交代出場
MF
11 倉田 秋 5.5(57分IN)
大森に代わって左サイドハーフでプレー。67分のカウンターでは、ハーフウェーライン付近からドリブルで持ち上がって脅威を与えたが、以降は大きな見せ場を作れなかった。
FW
29 パトリック 5.5(64分IN)
両軍の陣形が間延びし始めた64分に投入され、動き周りながら裏のスペースを狙い、相手の体力を削った。エリア内で勝負する場面は何度もあったが、肝心のゴールは生まれず。
MF
21 井手口陽介 -(79分IN)
同点に追いつかれた直後に投入され、両軍唯一の10代としてプレー。ただ、チーム全体の動きが鈍く、攻撃のスイッチを入れられないまま、刻々と時間だけが過ぎ去った。
監督
長谷川健太 5.5
2点が必要な状況で1トップに長沢を再び抜擢するも、この采配は奏功せず。一時はリードし、「あと1ゴール」の状況にまで迫ったが、痛恨の被弾で試合プランが瓦解。後半の勢い低下が失点の主因で、交代策も今回は奏功しなかった。
取材・文:広島=小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
G大阪=大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。