これほどまでの興奮や関心を、第2戦でも抱かせることができるだろうか……。
そして、クリスタル・パレスのファンも歌っていたザ・ホワイト・ストライプス(アメリカのロックバンド)の『Seven Nation Army』を原曲としたチャントをどんな状況でも歌い続けた広島のファンからは、イングランドのプレーオフのような冷めた印象は受けなかった。
試合内容も両チームが2試合制であることを考え、立ち上がりは自分たちの武器を発揮してオープンな展開にするというよりも負けないサッカーをしていたが、後半は張りつめた緊張感が爆発したのか、計5点が入り、広島がロスタイム逆転劇を演じるエキサイティングなものになった。
とはいえ、1試合で王者を決めないことを私は残念に思う。
Jリーグにとっても良い宣伝となったであろう、この素晴らしい一戦でシーズンを終えられれば、ファンの脳裏に忘れがたいシーズンとして好印象を残したはずだ。
フットボールはなにが起こるかは分からないが、これほどまでの興奮や関心を第2戦でも抱かせることができるだろうか……。土曜日の2試合目がどんな展開になるのかを楽しみにしよう。
取材・文:スティーブ・マッケンジー
翻訳:羽澄凜太郎

スティーブ・マッケンジー (STEVE MACKENZIE)
profile/1968年6月7日にロンドンに生まれる。ウェストハムとサウサンプトンのユースでのプレー経験があり、とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からサポーターになった。また、スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国の大学で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝に輝く。
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