技術を突き詰める 極上の時間を提供できる。 ――丸山良明
――この2年、セレッソアカデミーの組織作りもかなり進んだと伺っています。
風間 すごくつながりが生まれている。今は誰もがカテゴリーの垣根を越え、僕がいなくてもまったく問題がない(笑)。目が揃うと、そういうことができるということだよね。
丸山 この2年での明らかな変化ですよね。僕もありがたいことにスタートから関わらせてもらい、変化を間近で見てきました。“枠を外してつながる”というのは、言葉にすれば簡単ですが、実際にやろうとすると、様々な障壁があります。
でも今はそれがようやく整ったなと。年齢、カテゴリー関係なくアイデアを実践できる仕組みができあがっています。語弊があるかもしれませんが、一番の優先順位は、各カテゴリーの大会で優勝することではなく、各選手がどうなっていくかということ。我々が見たことのないような選手に育てていくために、個別に何が必要かを、みんながつながって一緒に考える。そういう集団になってきましたね。
――今回の指導者に向けたプロジェクトも、一番の目的はやはり“驚くような選手”を育てることだと。
風間 そうだね、シンプルに言えばチャンピオンズリーグのトップ4のクラブで中心になるようなタレントを育てたい。そういう選手が出てきたらすごく楽しいよね。そこは何を目標にするかで、指導者への要求もまったく変わると思う。
例えばひとつの大会を勝つためにチャレンジするのも良いかもしれないけど、その先につながりにくい。やっぱり最初にどこを目標にするのかはすごく大事で、そうすれば様々なことが明確になり、子どもたちの目線も高くなる。その意味で指導者がどんな先を見据えるかが大切で、より言えば『指導者が邪魔をしない』こと。そこは意識したいですね。
――ただ、セレッソもここまでくるのに紆余曲折も。
丸山 そうですね。でも関わってきたスタッフ、選手が様々なことを感じ取りながら進んできてくれたので、その姿にも励まされました。実際に僕も風間さんと初めて一緒に仕事をさせてもらい、その考えを数パーセントも分からない状態から関わらせていただきました。今でこそ言いますが、お会いする前には、様々な書籍やDVDを見て、実践させていただいていました。
実際にその言葉、定義に触れると、やっぱりイメージとは異なりましたが、この2年で周りのみんなと一緒に、醸成できた空気感もあります。子どもたちは私たちが醸し出す空気感や目線によって方向性が決まると思うんです。今までは世界を見上げたり、世界に追いつこうと漠然としていたものが、今は『僕らはそれを突き抜けて勝負をしているでしょ』という空気になっていますし、それをより多くの人が持てれば、選手の成長にもつながります。その意味でようやくスタートラインに立てたかなと感じていますね。
風間 だから、今回の募集でセレッソの中が今、どんな感じなのかを見てもらいたいという気持ちもあるよね。相応しいか分からないけど、風間塾は、サッカーのディズニーランドのようなもの。いや大阪だからUSJのほうが良いか(笑)。すべてのカテゴリーを見られるし、指導者同士の活発な交流を図れる。さらに全員がハッキリした言葉で明確な意図を話し合えるので、そこに6か月から7か月などの期間、入ってもらえれば、ものすごい経験ができるはず。
その活動を通じて参加者には自分の資質を考えてもらいたい。そして気持ちがあれば僕らに協力してもらいたい。ぜひ仲間に入ってもらいたいなと。常に変化していて、すごく楽しい場所だからこそ、そろそろ周囲に向けてオープンにしましょう、という考えがあったわけです。
――それは一般の方としても非常に貴重な体験をできますね。
風間 ユースのトレーニングにも参加でき、スペトレにも出られて、ジュニアユース、ジュニア、スクールなども見られる。もちろん試合も僕やマルと一緒にチェックできる。グラウンドのなかでどんなものが武器になって戦えるのか、そこが身に付けられるはずだよね。
丸山 極上のフルコースを準備できると思っています。スクール、ジュニア、ジュニアユース、ユース、そしてトップチームにつながっていく。さらにレディースもU-15、U-18、そして新シーズンからはWEリーグにも参加する(セレッソ大阪堺レディース)。男女ともフルコースで技術を突き詰める極上の時間を提供できると自信を持っています。
風間 参加者はそんなに増やせないので、限定にはなってしまいますが、本当に力を付けたい人はぜひ来てもらいたい。すべてを一緒に見られる環境ってなかなかないからね。
風間 すごくつながりが生まれている。今は誰もがカテゴリーの垣根を越え、僕がいなくてもまったく問題がない(笑)。目が揃うと、そういうことができるということだよね。
丸山 この2年での明らかな変化ですよね。僕もありがたいことにスタートから関わらせてもらい、変化を間近で見てきました。“枠を外してつながる”というのは、言葉にすれば簡単ですが、実際にやろうとすると、様々な障壁があります。
でも今はそれがようやく整ったなと。年齢、カテゴリー関係なくアイデアを実践できる仕組みができあがっています。語弊があるかもしれませんが、一番の優先順位は、各カテゴリーの大会で優勝することではなく、各選手がどうなっていくかということ。我々が見たことのないような選手に育てていくために、個別に何が必要かを、みんながつながって一緒に考える。そういう集団になってきましたね。
――今回の指導者に向けたプロジェクトも、一番の目的はやはり“驚くような選手”を育てることだと。
風間 そうだね、シンプルに言えばチャンピオンズリーグのトップ4のクラブで中心になるようなタレントを育てたい。そういう選手が出てきたらすごく楽しいよね。そこは何を目標にするかで、指導者への要求もまったく変わると思う。
例えばひとつの大会を勝つためにチャレンジするのも良いかもしれないけど、その先につながりにくい。やっぱり最初にどこを目標にするのかはすごく大事で、そうすれば様々なことが明確になり、子どもたちの目線も高くなる。その意味で指導者がどんな先を見据えるかが大切で、より言えば『指導者が邪魔をしない』こと。そこは意識したいですね。
――ただ、セレッソもここまでくるのに紆余曲折も。
丸山 そうですね。でも関わってきたスタッフ、選手が様々なことを感じ取りながら進んできてくれたので、その姿にも励まされました。実際に僕も風間さんと初めて一緒に仕事をさせてもらい、その考えを数パーセントも分からない状態から関わらせていただきました。今でこそ言いますが、お会いする前には、様々な書籍やDVDを見て、実践させていただいていました。
実際にその言葉、定義に触れると、やっぱりイメージとは異なりましたが、この2年で周りのみんなと一緒に、醸成できた空気感もあります。子どもたちは私たちが醸し出す空気感や目線によって方向性が決まると思うんです。今までは世界を見上げたり、世界に追いつこうと漠然としていたものが、今は『僕らはそれを突き抜けて勝負をしているでしょ』という空気になっていますし、それをより多くの人が持てれば、選手の成長にもつながります。その意味でようやくスタートラインに立てたかなと感じていますね。
風間 だから、今回の募集でセレッソの中が今、どんな感じなのかを見てもらいたいという気持ちもあるよね。相応しいか分からないけど、風間塾は、サッカーのディズニーランドのようなもの。いや大阪だからUSJのほうが良いか(笑)。すべてのカテゴリーを見られるし、指導者同士の活発な交流を図れる。さらに全員がハッキリした言葉で明確な意図を話し合えるので、そこに6か月から7か月などの期間、入ってもらえれば、ものすごい経験ができるはず。
その活動を通じて参加者には自分の資質を考えてもらいたい。そして気持ちがあれば僕らに協力してもらいたい。ぜひ仲間に入ってもらいたいなと。常に変化していて、すごく楽しい場所だからこそ、そろそろ周囲に向けてオープンにしましょう、という考えがあったわけです。
――それは一般の方としても非常に貴重な体験をできますね。
風間 ユースのトレーニングにも参加でき、スペトレにも出られて、ジュニアユース、ジュニア、スクールなども見られる。もちろん試合も僕やマルと一緒にチェックできる。グラウンドのなかでどんなものが武器になって戦えるのか、そこが身に付けられるはずだよね。
丸山 極上のフルコースを準備できると思っています。スクール、ジュニア、ジュニアユース、ユース、そしてトップチームにつながっていく。さらにレディースもU-15、U-18、そして新シーズンからはWEリーグにも参加する(セレッソ大阪堺レディース)。男女ともフルコースで技術を突き詰める極上の時間を提供できると自信を持っています。
風間 参加者はそんなに増やせないので、限定にはなってしまいますが、本当に力を付けたい人はぜひ来てもらいたい。すべてを一緒に見られる環境ってなかなかないからね。
――今回のプロジェクトを通じてセレッソに有能な人材が集まってくれる可能性もありそうです。
風間 そう、セレッソのためでもあり、風間塾を経験して元の場所に戻る人とつながることもできる。セレッソに来たいという人がいれば、両者の想いが合致するかもしれない。どういう形でも先につながるということだよね。
丸山 改めて何かを真似しようとか、なぞってやろうということではなく、本当にオリジナルな取り組みです。そして選手に技術をしっかり教えるうえでの指導者としての目線、スキルをしっかり学ぶことができる。
その分、先ほど風間さんが話したように本当は多くの人に関わってほしいのですが、そこには私たちの覚悟、プライド、価値の部分もありますので、限られた人数に、その後のサッカー人生で武器になるものを伝えられればと思っています。
風間 募集した後に面談をして、選考させてもらおうかなと。そうやって参加者は決めさせていただこうかなとは考えています。
風間 そう、セレッソのためでもあり、風間塾を経験して元の場所に戻る人とつながることもできる。セレッソに来たいという人がいれば、両者の想いが合致するかもしれない。どういう形でも先につながるということだよね。
丸山 改めて何かを真似しようとか、なぞってやろうということではなく、本当にオリジナルな取り組みです。そして選手に技術をしっかり教えるうえでの指導者としての目線、スキルをしっかり学ぶことができる。
その分、先ほど風間さんが話したように本当は多くの人に関わってほしいのですが、そこには私たちの覚悟、プライド、価値の部分もありますので、限られた人数に、その後のサッカー人生で武器になるものを伝えられればと思っています。
風間 募集した後に面談をして、選考させてもらおうかなと。そうやって参加者は決めさせていただこうかなとは考えています。