平畠啓史チョイス“至極の11人”| 新潟の伊藤は現代サッカーでもトップ下が輝けると証明。横浜の角田は目立たないかもしれいが…【J1月間ベストイレブン2月】
カテゴリ:連載・コラム
2023年03月01日
完全にゲームの表情を変えた安部
ボランチには福岡の前寛之。どの試合でも安定したパフォーマンスを見せ、いつも局面における強度の高いプレーを披露しているが、2節・C大阪戦で見せたゴールシーンこそ前の魅力。チャンスを見極めるサッカー眼。長いスプリントでゴール前に入っていく体力と勇気。中盤のセンターにこういう選手がいると本当に心強い。
出場は1試合の後半45分で、トップ下での出場だったが、ボランチの位置にFC東京の安部柊斗。前半、膠着気味だった1節・浦和戦の後半に投入された安部が、完全にゲームの表情を変えた。キレのある動きで相手の嫌なところに入っていき、試合の流れをFC東京に。ピッチ上の誰よりも動きの質や量で上回っていた。
攻撃的な中盤の右には川崎の家長昭博。苦しい展開となった2節・鹿島戦での1ゴール・1アシストは文句なし。J1通算400試合出場を達成し、さらに凄みを増す家長のプレーを今シーズンも堪能したい。
トップ下には新潟の伊藤涼太郎。新潟は2試合で4得点。伊藤は得点こそないが、そのすべてのゴールに関わった。狭いエリアで受けても打開できるアイデアや、そのアイデアを可能にするテクニック。中盤が圧縮されスペースがない現代のサッカーにおいても、トップ下の選手が輝けることを証明した。
出場は1試合の後半45分で、トップ下での出場だったが、ボランチの位置にFC東京の安部柊斗。前半、膠着気味だった1節・浦和戦の後半に投入された安部が、完全にゲームの表情を変えた。キレのある動きで相手の嫌なところに入っていき、試合の流れをFC東京に。ピッチ上の誰よりも動きの質や量で上回っていた。
攻撃的な中盤の右には川崎の家長昭博。苦しい展開となった2節・鹿島戦での1ゴール・1アシストは文句なし。J1通算400試合出場を達成し、さらに凄みを増す家長のプレーを今シーズンも堪能したい。
トップ下には新潟の伊藤涼太郎。新潟は2試合で4得点。伊藤は得点こそないが、そのすべてのゴールに関わった。狭いエリアで受けても打開できるアイデアや、そのアイデアを可能にするテクニック。中盤が圧縮されスペースがない現代のサッカーにおいても、トップ下の選手が輝けることを証明した。
攻撃的なポジションのもう一人は神戸の武藤嘉紀。前線からのプレスやクロスに飛び込むシーンは力強く迫力がある。武藤の攻守両面での活躍が、神戸のサッカーに間違いなく躍動感を生み出している。
トップには1節・鳥栖戦でハットトリックを決めた湘南の大橋祐紀。守備から攻撃への移行がスムーズな湘南。その攻撃を完結させたのが大橋。2節・横浜FC戦でゴールした町野修斗との2トップはさらにゴールを生み出していくだろう。
MVPは横浜の角田。攻撃的なチームがゆえに、目立たないかもしれないが、彼のプレー、立ち居振る舞いがチーム全体に安心感を与えている。注目してもらいたい選手の一人だし、これからのパフォーマンスを楽しみにしたい。
取材・文●平畠啓史
【PHOTO】開幕2連勝を後押し!熱い応援を繰り広げた横浜F・マリノスサポーター
【PHOTO】横浜の出場16選手&監督の採点・寸評。身体を張って粘り強く守った畠中。A・ロペスは常に駆け引きして攻撃の起点に
【PHOTO】湘南の出場16選手&監督の採点・寸評。1Gの町野は随所でエースの風格。労を惜しまぬ上下動で攻守に貢献した石原
【PHOTO】川崎の出場16選手&監督の採点・寸評。山村、J・シミッチらは苦戦も…家長の役者ぶり&大卒ルーキー山田の決定力は特筆もの
トップには1節・鳥栖戦でハットトリックを決めた湘南の大橋祐紀。守備から攻撃への移行がスムーズな湘南。その攻撃を完結させたのが大橋。2節・横浜FC戦でゴールした町野修斗との2トップはさらにゴールを生み出していくだろう。
MVPは横浜の角田。攻撃的なチームがゆえに、目立たないかもしれないが、彼のプレー、立ち居振る舞いがチーム全体に安心感を与えている。注目してもらいたい選手の一人だし、これからのパフォーマンスを楽しみにしたい。
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