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セルティック岩田智輝の現在地。熾烈な争いを勝ち抜くために、自分自身にフォーカス。「シンプルに自分が劣っているから頑張るしかない」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

元川悦子

2023年02月08日

肝は攻撃面での進化

ライバルはアンカーのマクレガー。頼れる主将と肩を並べる存在になるのが目下の目標だ。(C)Getty Images

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 特に難しいと感じるのが、持ち味であるボール奪取力を発揮しづらいこと。セルティックとレンジャーズの2強とそれ以外という構図になっているスコットランド1部だけに、セルティックは大半の試合で一方的に攻め込む展開になる。

 となれば、ボール保持率は高くなり、守備の時間が少なくなる。中盤の人間は守備力よりも攻撃センスを前面に押し出すことが必要になってくるのだ。

「自分がボランチで出る時は、敵を潰しに行ったり、相手のボールを奪うなど、対人の強さを出せるところが良さだと思うんです。でもこのチームでは『別のプラスアルファ』が求められてくる。攻撃のテンポを作ったり、パスの配球ができて、起点になれる選手っていうのはすごく求められると感じます」

 岩田の直接的なライバルに該当するアンカーのカラム・マクレガーは「中盤の重し」として、攻守両面で存在感を発揮するキャプテンだ。マット・オライリーや旗手といったインサイドハーフが流動的にポジションを変えながら前へ出て行けるのも、彼がしっかりと守備のバランスを取りつつ、攻撃面で持ち味を発揮していることが大きい。
 
 そのマクレガーと肩を並べる存在になるのが目下の岩田の目標。横浜時代の一挙手一投足を目の当たりにすれば、それは十分可能なはずだ。

「マクレガーはチームの中心でキャプテン。その選手と競争しなきゃいけないっていう意味ではハードルはすごく高いと思ってます。でも自分には自分なりの成長の仕方がある。試合出場回数は少なかったとしても、練習でマクレガーから盗めることはある。

 ボールさばきだったり、変化をつけるパス出しや展開を見ていると、すごく安定感があるし、自分に欠けている部分。そこを短期間で身につけて、ボールを持った時に何かができる選手に進化していくことが重要だと思います」

 短期的なビジョンをこう描いている岩田。とはいえ、彼にはインサイドハーフもこなせる万能性がある。前述の通り、旗手やオライリー、オーストラリア代表のアーロン・ムーイらがひしめいているだけに、そちらのポジション争いもし烈だが、柔軟なプレーができれば機会は多くなるだろう。
 
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