2016年はヨーロッパやアフリカ、南米とのマッチメークが必須。
日本は、アジアでは守りを固める相手を崩す側だが、世界に出れば一転して相手にポゼッションされる展開に変わる。ある意味で、非常に難しい立場だ。相手の状況を見ながらゲームマネジメントを変えていく「柔軟さ」は、個人ではなく、チーム全体で共有しなければいけない。
今すべきは、自分たちが目指すサッカーができなかった時の共通理解を深めること。例えば、中央を固める相手にサイド攻撃を仕掛けるにしても、その方法はオーバーラップだけではない。チリやメキシコがやっているように、走って追い越して、ペナルティエリアの中で起点を作る、あるいはパスの本数を増やしながらしつこくサイドを攻めるなど、バリエーションが求められる。前線にターゲットとなれる選手がいない状況ならばなおさらだ。
また、ロシア・ワールドカップを見据えるなら、強豪国とのマッチメークも必須だ。率直に言って、アジア2次予選は強化にはならない。ヨーロッパやアフリカ、南米の代表チームといった強者と対峙してこそ、選手の真価は見えるもの。11月シリーズで存在感を示した柏木や金崎も、そういった相手に通用する姿を見せて真の「戦力」だ。日本代表が現状に満足しているとは思わないが、このままではまた本番(ワールドカップ)で同じ過ちを繰り返してしまうリスクは膨らんでいってしまう。
今後、強豪国とのアウェーマッチは必須。例えばEURO2016の出場権を逃したオランダあたりは格好のターゲットではないだろうか。
また、「高さ対策」についても考えないといけないだろう。ザッケローニ前監督は前線のパワープレーは採り入れなかったが、対世界を考えたうえでは備えておくに越したことはない。ある程度結果を残してきた選手にチャンスを与えて強化するのも、監督の仕事。ハーフナーや豊田あたりは使い切れないとしても招集すべきだし、そうでなければプレーする側もストレスが溜まってしまう。2016年はハリルホジッチ監督にあらゆる意味での“マネジメント”を追求してもらいたい。
今すべきは、自分たちが目指すサッカーができなかった時の共通理解を深めること。例えば、中央を固める相手にサイド攻撃を仕掛けるにしても、その方法はオーバーラップだけではない。チリやメキシコがやっているように、走って追い越して、ペナルティエリアの中で起点を作る、あるいはパスの本数を増やしながらしつこくサイドを攻めるなど、バリエーションが求められる。前線にターゲットとなれる選手がいない状況ならばなおさらだ。
また、ロシア・ワールドカップを見据えるなら、強豪国とのマッチメークも必須だ。率直に言って、アジア2次予選は強化にはならない。ヨーロッパやアフリカ、南米の代表チームといった強者と対峙してこそ、選手の真価は見えるもの。11月シリーズで存在感を示した柏木や金崎も、そういった相手に通用する姿を見せて真の「戦力」だ。日本代表が現状に満足しているとは思わないが、このままではまた本番(ワールドカップ)で同じ過ちを繰り返してしまうリスクは膨らんでいってしまう。
今後、強豪国とのアウェーマッチは必須。例えばEURO2016の出場権を逃したオランダあたりは格好のターゲットではないだろうか。
また、「高さ対策」についても考えないといけないだろう。ザッケローニ前監督は前線のパワープレーは採り入れなかったが、対世界を考えたうえでは備えておくに越したことはない。ある程度結果を残してきた選手にチャンスを与えて強化するのも、監督の仕事。ハーフナーや豊田あたりは使い切れないとしても招集すべきだし、そうでなければプレーする側もストレスが溜まってしまう。2016年はハリルホジッチ監督にあらゆる意味での“マネジメント”を追求してもらいたい。