4-4-2採用なら山本理とダワンのダブルボランチか
【MF】
ポヤトス監督が徳島時代に用いた4-1-2-3を継続するならば、キーマンとなるアンカーを誰が務めるか、である。その適性を考えれば、パリ五輪世代のホープ・山本理仁になりそうだが、仮に4-4-2を採用する場合でも山本理とダワンでダブルボランチを形成しそうだ。
インサイドハーフには山本悠樹やファン・アラーノら計算が立つ選手が揃っており、経験豊富な倉田秋も昨季の悔しさを晴らすべく、新シーズンに挑むはず。いかなる布陣を採用しようとも大きな弱点はない。プロ2年目のシーズンにブレイクを目ざす中村仁郎もウイングだけでなく、中盤での起用があるかもしれない。
ポヤトス監督が徳島時代に用いた4-1-2-3を継続するならば、キーマンとなるアンカーを誰が務めるか、である。その適性を考えれば、パリ五輪世代のホープ・山本理仁になりそうだが、仮に4-4-2を採用する場合でも山本理とダワンでダブルボランチを形成しそうだ。
インサイドハーフには山本悠樹やファン・アラーノら計算が立つ選手が揃っており、経験豊富な倉田秋も昨季の悔しさを晴らすべく、新シーズンに挑むはず。いかなる布陣を採用しようとも大きな弱点はない。プロ2年目のシーズンにブレイクを目ざす中村仁郎もウイングだけでなく、中盤での起用があるかもしれない。
【FW】
昨シーズンは5ゴールを決めたパトリック(現・京都)が、チーム得点王だったことからも分かるように、FW陣の得点数は貧弱の一言だった。今季の補強の目玉の1つは、カタールW杯にも出場したチュニジア代表のイッサム・ジェバリだが、3トップを採用するならばジェバリが最前線の軸になる。
本来の持ち味を出しきれなかった鈴木武蔵にとっても真価が問われる1年になるが、万能型の宇佐美貴史はウイング起用だろうと、2トップの一角だろうと、攻撃を牽引する存在。昨季はアキレス腱断裂の怪我から復帰し、泥臭くチーム戦術を支えたが、要所で宇佐美本来のシュート力を発揮できれば前線の破壊力は一気に増すはずだ。
食野亮太郎も、昨季の夏以降はサイドハーフで献身的な守備を見せたが、本来は敵陣近くでプレーすべきアタッカー。ウイングだけでなく、インサイドハーフでもプレーが可能な食野も先発の一角に食い込む力は持っている。新加入組で期待されるのは、熊本から加わった杉山直宏。昨季はJ2で9得点を挙げた杉山は左利きの右ウインガーで、スタメンでもおかしくない存在と言える。
文●下薗昌記(サッカーライター)
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昨シーズンは5ゴールを決めたパトリック(現・京都)が、チーム得点王だったことからも分かるように、FW陣の得点数は貧弱の一言だった。今季の補強の目玉の1つは、カタールW杯にも出場したチュニジア代表のイッサム・ジェバリだが、3トップを採用するならばジェバリが最前線の軸になる。
本来の持ち味を出しきれなかった鈴木武蔵にとっても真価が問われる1年になるが、万能型の宇佐美貴史はウイング起用だろうと、2トップの一角だろうと、攻撃を牽引する存在。昨季はアキレス腱断裂の怪我から復帰し、泥臭くチーム戦術を支えたが、要所で宇佐美本来のシュート力を発揮できれば前線の破壊力は一気に増すはずだ。
食野亮太郎も、昨季の夏以降はサイドハーフで献身的な守備を見せたが、本来は敵陣近くでプレーすべきアタッカー。ウイングだけでなく、インサイドハーフでもプレーが可能な食野も先発の一角に食い込む力は持っている。新加入組で期待されるのは、熊本から加わった杉山直宏。昨季はJ2で9得点を挙げた杉山は左利きの右ウインガーで、スタメンでもおかしくない存在と言える。
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