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伝統の一戦は手負いのアルゼンチンが宿敵ブラジル相手に痛いドロー――アルゼンチン 1-1 ブラジル

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2015年11月14日

ドゥンガ、交代策が的中も…想定外の退場劇に悩みの種が増える。

同点ゴールを決めたのはリマ(20番)! D・コスタからの折り返しに素早く反応し、強烈なボレーを見舞った。 (C) Getty Images

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 60パーセントもボールを持ちながら先制されてしまったブラジルは、後半に入り、より攻勢を強める。53分にはネイマールが得意のドリブルで左サイドから切り込み、ミドルシュートを放ったが、枠を捉えることはできなかった。
 
 そして、ドゥンガ監督は56分にオリベイラに代えて、D・コスタを投入。最前線を流動的にし、マーカーに敵を絞らせないようにすると、これが功を奏す。
 
 58分、右サイドのウィリアンからのクロスをファーサイドで待っていたD・コスタが頭で折り返し、リマがダイレクトボレーで沈めて、同点に追いついた。
 
 ブラジルは勢いづき、さらに攻撃的MFのR・アウグストを投入して畳み掛ける。これに対し、アルゼンチンは相手の個人技に押し込まれて完全に守勢。前半とは違い、3トップを起点としたカウンターに持ち込めず、我慢の時間が続いた。
 
 78分にはネイマールの強烈なミドルシュートに放たれるも、GKロメロがセーブ。直後の79分にはウィリアンの決定的なクロスボールもバネガが懸命にクリアするなど、耐え凌いだアルゼンチンは81分、ディバラ、ラメラを同時投入する。
 
 するとこれが奏功し、アルゼンチンの前線に再び勢いが戻った。引き分けを狙ったブラジルがリトリートしたこともあってか、敵陣でボールを繋ぎ、攻勢に出る。83分にロホのクロスにオタメンディが頭で、84分にラメラが左足ボレーで狙うも、いずれも枠を捉えることはできなかった。
 
 88分には、ブラジルのD・ルイスがビグリアの足を故意に踏み、この日、2枚目のイエローカードを貰って退場になるなど、試合は荒れ模様のなかで結局、1-1のドロー決着となった。
 
 これでアルゼンチンは南米予選4試合でいまだ白星がなく、暫定ながら8位に転落。一方のブラジルは5位と、こちらは順位に変動はなかった。
 
 主力を複数欠いた状態とはいえ、ホームで絶対に勝利が欲しかったアルゼンチンからすれば、理想形とも言えるカウンターから先制しながらも引き分けに終わったのは、なんとも痛い。17日のコロンビアとのアウェーゲームでは勝点3を持ち帰り、なんとか立て直しを図りたいところだろう。
 
 一方、最後の10分間は自陣に下がったブラジルからすれば、この結果は受け入れられるものだったと言えるだろうが、D・ルイスの退場は想定外だったはず。次節、ホームで対戦するペルー戦で、ドゥンガ監督がD・ルイスの代わりに誰を据えるのかに注目だ。

87分の警告で熱くなっていたのか、直後にビグリアの足を故意に踏んで退場となったD・ルイス。もっと冷静になってプレーしなければ……。 (C) Getty Images

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