Claudio BRAVO
クラウディオ・ブラーボ
背番号13/GK/チリ代表/1983年4月13日生まれ/184センチ・80キロクラウディオ・ブラーボは、チリの首都サンティアゴから35キロ離れた人口2000人にも満たない小さい町、ビルコで生まれ育った。
どこまでも田畑が広がる農村でその才能を最初に見抜いたのは、他ならぬ父親のマルセロさんだった。
9歳になったばかりの息子を名門コロコロの下部組織に入れ、そこからブラーボのフットボールキャリアは始まった。
小さい頃は小柄なほうだったブラーボは、仲間とストリートゲームをする時に「おまえはあそこに立っていろ」とゴールマウスに追いやられたのだという
「小さい時は、みんなゴールを決めたいから、キーパーになんてなりたくないよね」
今やチリ代表のキャプテンであり、母国の子供達がこぞって憧れるまでになったブラーボは、GKになったキッカケを笑ってそう振り返る。
3歳下の妻カルラ・パルドさんとは、17歳の時に故郷で知り合った。すでに3人の子宝に恵まれたが、長女のホセファちゃんを妊娠した時、カルラさんはまだ17歳だったため、相手のご両親に激怒されたことも、今となっては笑い話になった。
「家族あっての幸せであり、今の自分がある」
ブラーボは常々そう公言している。彼が守りたいものは、故郷ビルゴにいた時からまったく変わらない。ゴールマウスと家族。それだけなのだ。