同点弾が決まると、応援席に向かってガッツポーズ
思い返せば、去年は自分にフォーカスを当てたことで個人の成長が見られた一方で、チームのために戦う気持ちは、今ほど強いとは言えなかった。
だが、今季はキャプテンを任され、精神的にひと回りもふた回りも成長。自分のことだけにならず、ハードワークを怠らず、仲間のために率先してユニホームを汚すようになった。
同点ゴールが決まったあと、大迫はピッチ内の選手と喜ぶよりも先に応援席へ。そして、ピッチに立てない仲間たちに向かい、ガッツポーズを掲げて喜びを分かち合った。その理由について、聞かれるとこう答えた。
「3年生で試合に出られていない選手。メンバーに入りたくても入れなかった選手。そんな選手がたくさんいる。その選手たちだって本当は悔しいはずなのに、頑張ってこいと笑顔で言ってくれる。その姿を見たら、やっぱり彼らのためにもっとやらないといけない。だから、応援席に向かった」
だが、今季はキャプテンを任され、精神的にひと回りもふた回りも成長。自分のことだけにならず、ハードワークを怠らず、仲間のために率先してユニホームを汚すようになった。
同点ゴールが決まったあと、大迫はピッチ内の選手と喜ぶよりも先に応援席へ。そして、ピッチに立てない仲間たちに向かい、ガッツポーズを掲げて喜びを分かち合った。その理由について、聞かれるとこう答えた。
「3年生で試合に出られていない選手。メンバーに入りたくても入れなかった選手。そんな選手がたくさんいる。その選手たちだって本当は悔しいはずなのに、頑張ってこいと笑顔で言ってくれる。その姿を見たら、やっぱり彼らのためにもっとやらないといけない。だから、応援席に向かった」
今までの大迫であれば、こんな言葉は口にしなかったかもしれない。
ピッチ内外で圧倒的な存在感を示す大迫のプレーぶりは頼もしさすら感じる。「どこのグラウンドであれ、自分たちのサッカーをするだけ。自信を持って挑みたい」。チームを16年ぶりの4強入りに導いた背番号14は、“国立”の舞台でもいつも通り振る舞う。日本一まであと2勝――。高校最後の目標を果たすべく、準決勝も仲間のために走り続ける。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
【選手権準々決勝PHOTO】青森山田1-2神村学園|エース福田師王が決勝弾!逆転で前回覇者を下した神村学園がベスト4進出!
ピッチ内外で圧倒的な存在感を示す大迫のプレーぶりは頼もしさすら感じる。「どこのグラウンドであれ、自分たちのサッカーをするだけ。自信を持って挑みたい」。チームを16年ぶりの4強入りに導いた背番号14は、“国立”の舞台でもいつも通り振る舞う。日本一まであと2勝――。高校最後の目標を果たすべく、準決勝も仲間のために走り続ける。
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