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【選手権代表校】都市大塩尻|“トライアングル”の能力を前面に攻撃サッカーで全国に挑む!

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2015年11月10日

予選決勝で見せたフレキシブルな戦い。さらに精度を上げて全国へ。

ボランチで主将の青島。抜群のパスセンスで攻撃のタクトを振るう。写真:安藤隆人

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 攻撃面で効果的なアクセントになるのは、セカンドボールを拾って仕掛けられるMF大島武留だ。途中投入すれば、攻撃力はよりアップする。1.5列目に入った大島が攻撃のつなぎ役兼フィニッシャーの役割を果たすことで、代田、青島、鮎沢涼がより高い位置で仕掛けることもできる。
 
 松本一戦では、この形が見事にはまり、0-0で迎えた後半23分にバイタルエリアでボールを受けた大島から代田へラストパス。代田のシュートのこぼれ球を素早く反応した大島が蹴り込んで先制点を挙げた。さらに同26分には右CKからの折り返しを吉森が得意のヘッドで叩き込み、一気に相手を突き放し2-0の勝利を掴んだ。
 
 状況に合わせて中盤と前線の顔ぶれをフレキシブルに変えながら、代田、鮎沢涼、青島のトライアングルを活かして戦う。これができるのが、今年の最大の武器と言っていい。
「インターハイ予選決勝で創造学園に負けてから、チームとしてのリスク管理やポジションの関わりなど、愚直なまでにやり続けた。それが結果につながったと思う」
 
 高橋監督も手応えを感じるチームに仕上がった。2年連続4回目の選手権出場という結果は手に入れた。次なる目標は全国で勝つことだ。
 
「全国レベルのチームは前に積極的に出て来る。そこで臆することなく、しっかりとポゼッションで上回っていかないといけない。これまで以上に運動量とモビリティーを個々が上げて行かないといけない」
 
 鮎沢涼が語ったように、全国ではワンランク上の戦い方が求められる。大会までの2か月間でトライアングルを活かした攻撃サッカーをどこまで磨き上げられるか。彼らのチャレンジはもう始まっている。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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