• トップ
  • ニュース一覧
  • 歴史的勝利を呼び込んだ森保采配は何が見事だったのか。対戦するスペインの記者が分析。浅野以外に賞賛した2選手は?【W杯】

歴史的勝利を呼び込んだ森保采配は何が見事だったのか。対戦するスペインの記者が分析。浅野以外に賞賛した2選手は?【W杯】

カテゴリ:日本代表

アレハンドロ・アロージョ

2022年11月27日

1点ビハインドで折り返せたのが最初の勝負の分かれ目だった

図2:46分から70分までの日本のパスマップ。システム変更に伴い、図1から大きく変化している。(C)driblab

画像を見る

 ドイツは前半同様にハイプレスをかけ続けるが、キミッヒの両脇のスペースを突かれる頻度が増え、徐々に消耗し始めた。間延びした守備は浅野、三笘、南野、堂安といった日本のスピード豊かな攻撃陣の格好の餌食となり、8分間で試合をひっくり返された。

 森保監督の積極采配は見事に的中した。しかしそれも前半を1点ビハインドで折り返せたのが最初の勝負の分かれ目だった。劣勢を強いられる中でも、集中力を切らさずに持ちこたえた選手たちの勇敢なプレーはだからこそ賞賛に値する。

 さらに指揮官の采配で流れが好転した後半もそのマインドを維持し、守備の強度を上げて、デュエルを制して、ラインを押し上げ、高い位置でのボール奪取からの素早い攻撃に繋げた。
 

 まさにチーム全員でつかんだ勝利だが、その中でも守備陣で目立ったのが板倉だ。ムシアラと対峙することが多く、リスクを負うには難しい状況下で、鋭い出足からのインターセプトでボールを奪い、エリア内での球際の争いでも集中力を持って対応した。

 一方、攻撃陣では、後半途中からの出場で5本のシュートを放った浅野が推進力を発揮した。さらにその浅野の裏を狙う動きに呼応し、背後からサポートしながら、機を見てゴール前に飛び出した堂安の働きも出色だった。

分析・文●アレハンドロ・アロージョ(ドリブラブ)
翻訳●下村正幸
【関連記事】
なぜドイツは日本代表を圧倒しながら敗れたのか。母国記者に訊く。「正直、吉田が穴になると思っていたんだが…」【W杯】
「ほぼ平愛梨やった」FIFA国際映像に映ってフォロワー急増の美女サポが話題!「めっちゃかわいい」【W杯】
「日本のように蘇生するチームがあるとは!」名手サネッティが見た森保Jの劇的勝利。「ミュラーやノイアーに引けを取らないレベル」と賞賛したのは? 盟友・長友ではなく…【W杯】
「日本の勝利は奇跡ではない」ブラジル人記者が感嘆した森保Jと“ドイツとの差”。中立の観客を味方につけた戦いぶりを激賞[現地発]【W杯】
「とりあえず落ち着いて」本田圭佑が長友佑都の“ブラボー”に意見!「あれをいじる奴が代表内にいないのか…」【W杯】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ