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最悪のシナリオを回避するためにも――コスタリカ戦は“複数得点”が必須。日替わりヒーローは出てくるか【W杯】

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2022年11月27日

思い切ったターンオーバーを決断できる状況にある

今の日本は誰でもゴールを奪えるのが強み。森保監督はどんなスタメンをセレクトするか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 そんな攻撃陣のカギを握りそうなのが、中盤のタクトを振るう柴崎岳(レガネス)。17日のカナダ戦でも見せたような長短のパスやサイドチェンジを駆使して揺さぶりをかければ、コスタリカの堅守も綻びが生じる。

 そこをポジショニングに長けた堂安律(フライブルク)や南野拓実(モナコ)、タッチライン際の突破力に秀でた相馬勇紀(名古屋)ら2列目アタッカー陣が攻略していけば、上田綺世(S・ブルージュ)や浅野拓磨(ボーフム)がゴール前でビッグチャンスを仕留められる確率も上がるはずだ。

 後半の途中からはオープンな展開になると予想されるため、交代出場が予想される久保、三笘、伊東らにとっては大きなチャンス。縦と背後の意識を強く持ちながら、ゴールへの推進力と迫力をもたらし、得点を重ねること。それができれば、複数得点も十分可能ではないだろうか。

 三笘が「ボランチが空く」と言っているように、柴崎らボランチ陣が遠目からシュートを打てる機会も巡ってきそうだ。守田英正(スポルティング)、田中碧(デュッセルドルフ)もパンチ力のあるミドルを持っている。

 過去の代表戦ではそれが決まるケースがほぼなかったかもしれないが、目に見えない力が働くW杯では何かが起きるかもしれない。そういう意味でも、彼らのフィニッシュに期待を寄せたい。

 今の日本代表は特定の得点源が存在しないチーム。逆に言えば、誰でもゴールを奪えるのが強みだ。だからこそ、森保一監督が思い切ったターンオーバーを決断できる状況にあると言っていい。
 
 そういった集団ゆえに、今回はドイツ戦でゴールを奪っていない南野や相馬、鎌田大地(フランクフルト)、三笘、伊東といったアタッカー陣、上田や前田大然(セルティック)らFW陣には奮起を求めたい。

 日替わりヒーローが出てくることで、チームも盛り上がるし、前向きな競争が起こるからだ。それが選手層の厚み、攻撃バリエーションの多様化につながれば理想的だ。

 わずか1年前まで「大迫依存症」と言われていたチームの変貌ぶりには驚かされるが、それこそが森保監督の狙っていたチームの進化だ。それをコスタリカ戦で実証してほしいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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