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日本代表 26の肖像/守田英正|欧州移籍で逞しく変貌。ドイツ戦は負傷明けも「ぶつけるだけ」と臨戦態勢【W杯】

カテゴリ:日本代表

河治良幸

2022年11月23日

試合に出る以上は、100%を期待

ポルトガルに渡り、逞しさが増した。現在は名門スポルティングでプレーする。(C)Getty Images

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 さらに攻撃ではボールの繋ぎ役だった川崎からマインドを変えて、チャンスと見れば飛び出してゴールを狙う姿勢を押し出した。そしてサンタ・クララ加入から2か月経った同年3月に、アジア2次予選で2年ぶりの代表招集を受ける。

 当時はコロナ禍でオンライン取材だったが、守田の顔つきから語り口まで、欧州挑戦前とは明らかに変わっていた。それでもボランチには遠藤航(シュツットガルト)と柴崎岳(レガネス)という主軸がおり、守田も完全な主力になれていたわけではない。

 しかし、最終予選のオマーン戦とサウジアラビア戦に敗れると、森保一監督は4試合目となるホームのオーストラリア戦で4-1-4-1(4-3-3)に変更し、遠藤、田中、守田の“ボランチトリオ”を起用し、2−1の勝利に結びつけた。そこから予選突破を決めたアウェーのオーストラリア戦までファーストセットとなった。

 今年の夏、ポルトガルの名門スポルティング・リスボンに移籍した守田は、元ポルトガル代表のルベン・アモリム監督のもとで、「戦術をここまで教えてもらうのは今回が初めて」と学ぶなかで、チャンピオンズリーグを経験するなど、さらなる成長を見せた。

 6月は負傷離脱したため、実質的に久々の代表となった9月のアメリカ戦で、守田は4-2-3-1のボランチで遠藤と組んで、2-0の完勝を支えた。
 
 初のW杯に主力として臨むことが期待されたメンバー発表前、ふくらはぎに違和感が出た。そこからチームに合流後も別メニューとなり、UAEのドバイで行なわれた本番直前のカナダ戦は、脳震盪からの復帰プロトコル中だった遠藤とともに、カタールに居残りとなった。

 しかし、ドイツ戦の前日にようやく全体練習をフルメニューでこなした守田は「やるべきことはやってきましたし、まあ、ぶつけるだけ」と語る。フィジカル的には手探りの状態ではあるが、痛みは問題ないという。

 躍進の鍵を握る1人であることは間違いないだけに、どこまでベストパフォーマンスに近づけるかが気になるところだ。それでも試合に出る以上は、100%を期待したい。

文●河治良幸

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