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【日本代表 26の肖像|鎌田大地】2019年に初招集、紆余曲折を経て真のエースに。ドイツ戦は「僕たちも勝てる可能性はある」

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2022年11月18日

「取れるうちにいっぱい取りたい」

17日のカナダ戦ではボランチで途中出場。攻撃に厚みをもたらす果敢な飛び出しなど、持ち味を示した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 ところが、鎌田は2021年9月から始まった最終予選で苦戦を強いられる。同年夏にビッグクラブへの移籍を熱望したが、それが叶わず、メンタル的に難しい状態に陥ったからだ。

 加えて代表でも低迷。鎌田がトップ下で先発したオマーン戦とサウジアラビア戦で敗戦という結果も重なり、森保監督が4-3-3へシフトしたオーストラリア戦から出番を失う形になる。

 2022年に入ってからは、まさかのメンバー外。これでカタール行きが厳しくなったかと思われた。

 4年間で最大の逆境……。これを鎌田は見事に跳ね除けた。フランクフルトでELの決勝トーナメントを勝ち上がり、バルセロナやウェストハムといった強敵を撃破して頂点に立つ偉業を達成。目に見える結果で指揮官の評価を変えさせたのだ。
 
 その流れは今季に入っても加速。目の覚めるようなゴールラッシュを披露し、鎌田を活かすべく指揮官が基本布陣を4-2-3-1に戻したほどである。

「点が入る時は入る。こうやってゴールやアシストが続けば、なんか入っちゃう。サッカー選手にはそういうシーズンもある。取れるうちにいっぱい取りたいなと思います」と“ケチャドバ状態”が続いている今、カタールで救世主になれるとしたら彼しかいない。

「自分流」を貫いてここまで辿り着いた26歳の鎌田にとって、今回のカタールW杯は世界にその能力を示す大舞台になるはずだ。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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