【日本代表 26の肖像|権田修一】「ビルドアップに関わる意味はない」と本気で思っていた守護神の進化。清水サポのプライドを取り戻すべく大舞台に臨む
カテゴリ:日本代表
2022年11月17日
想いや信念の強さから湧き出る圧倒的な集中力
ただ、今季の清水はリーグで3番目に失点が多く、特に試合終盤やアディショナルタイムの失点が多かったことは、日本代表GKにとっては屈辱的な結果だった。
だが、権田自身のシュートストップに衰えが見えたわけではない。むしろ神がかり的なセーブも多く、GKが権田ではなかったら、清水の失点はもっと増えていたことだろう。
それでも最終節・札幌戦でJ2降格が決まった後、「エスパルスに関わる全ての方々に申し訳ない」と語った権田。だからこそ、ワールドカップを通じて清水サポーターのプライドを少しでも取り戻したいと考えている。
「テレビとか印刷物とか電光掲示板とか、いろんなところで清水エスパルスという名前を世界中に発信できるのは、僕の中では本当に嬉しいことなんです。自分が応援しているクラブの選手が、世界のトップ・オブ・トップの場でプレーすることを誇りに思ってもらいたいなと思っています」
そうした清水サポーターへの想いと同時に、GKに憧れる子どもたちを増やしたいという想いも以前から強く抱いている。
だが、権田自身のシュートストップに衰えが見えたわけではない。むしろ神がかり的なセーブも多く、GKが権田ではなかったら、清水の失点はもっと増えていたことだろう。
それでも最終節・札幌戦でJ2降格が決まった後、「エスパルスに関わる全ての方々に申し訳ない」と語った権田。だからこそ、ワールドカップを通じて清水サポーターのプライドを少しでも取り戻したいと考えている。
「テレビとか印刷物とか電光掲示板とか、いろんなところで清水エスパルスという名前を世界中に発信できるのは、僕の中では本当に嬉しいことなんです。自分が応援しているクラブの選手が、世界のトップ・オブ・トップの場でプレーすることを誇りに思ってもらいたいなと思っています」
そうした清水サポーターへの想いと同時に、GKに憧れる子どもたちを増やしたいという想いも以前から強く抱いている。
「僕がサッカーを始めた頃に、(川口)能活さんがアトランタ五輪でブラジル相手にあれだけ(決定機を)止めていた映像を見て、『キーパーってすげえな』って思いました。
子どもたちや普段サッカーを見ない人たちが見るのがワールドカップなので、『うわ、キーパーってかっこいいな』と思ってもらうのに一番説得力があるのは、シュートを止めてゴールを守る姿だと思います。シュートを1本も受けずに勝ち上がれるのが一番ですけど、そう簡単ではないので、そこの部分でしっかり見せていけたらと思っています」
オーバートレーニング症候群や怪我で前回のロシア大会には間に合わなかった。2大会ぶりの出場を勝ち取るために、失点の多いチームを立て直して自身も成長するために、清水への移籍も決断した。思うような結果は残せなかったが、自分らしさは貫き通して成長につなげてきた。
想いの強さ、信念の強さから湧き出るここ一番の圧倒的な集中力。そこは権田が憧れた川口能活と共通する特質でもある。また、それこそがワールドカップという大舞台でもっとも求められるGKとしての武器なのではないだろうか。
取材・文●前島芳雄(スポーツライター)
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オーバートレーニング症候群や怪我で前回のロシア大会には間に合わなかった。2大会ぶりの出場を勝ち取るために、失点の多いチームを立て直して自身も成長するために、清水への移籍も決断した。思うような結果は残せなかったが、自分らしさは貫き通して成長につなげてきた。
想いの強さ、信念の強さから湧き出るここ一番の圧倒的な集中力。そこは権田が憧れた川口能活と共通する特質でもある。また、それこそがワールドカップという大舞台でもっとも求められるGKとしての武器なのではないだろうか。
取材・文●前島芳雄(スポーツライター)
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