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「辛かった」伊東純也に慰められた苦悩の1年目を経て…レギュラーを掴んだコルトレイクの渡辺剛。新加入の田中聡は“本音”「長所がベルギーでは通用しない」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

中田徹

2022年11月16日

「ボランチをやってみたら、監督もしっくりきちゃったようで」

 潮目が変わったのはシーズン終了後のトレーニングマッチから今季のプレシーズンにかけて。好プレーを続ける渡辺に対し、カリム・ベロシン監督(当時)は「本当に良くなった。こっちに慣れてきたな」「パフォーマンスもコンディションも良い。このまま続けてくれ」と信頼を寄せてくれた。

「そこからですね。やっと思い通りのプレーができるようになったのは。半年かかりました。怒涛の半年でした」

 レギュラーに定着した今季、渡辺は新たな自分を発見した。

「ベルギーの方が点を獲れそうなんですよ。チャンスが結構あったんですが、あと一歩という感じです。日本ではガッツリ、ディフェンダーだったんですが、今は攻撃も求められています。面白いですね。新しい発見というか。自分に足りないところもわかりますし、いい経験ができてます」
 
 今季の渡辺は1ゴール。それはチームを1-0の勝利に導く貴重なものだった。

 第7節から采配を振るアドナン・クストビッチ監督(ヘント戦翌日解任)も渡辺を起用し続けた。

「センターバックは、チームが勝てないときに一番変わるポジションだと思う。信頼してもらっていると思います」

 そのクストビッチ監督が「サトシ(田中)がいないから、お前、できるだろ。やってみろ」と渡辺をボランチにコンバートした。

「ボランチをやってみたら、監督もしっくりきちゃったようで(苦笑)。でも難しいですね……」

 自身がボールを奪われ失点した直後のインタビューだけに、渡辺のため息も理解できる。だが、この1年間で「もっと上を目指せる」という自信が付いた。

「すごく良い一年でした。大変なこともありましたが、海外に来てよかったと思います。
サッカーはヨーロッパなんだ――と。熱さだったりサッカーに対する思い。こっちに来て友だちが多いわけでもなく、サッカーに対して向き合う生活をした。本当にチャレンジしてよかったと思います。日本に残ってやることももちろんいいんですが、自分の可能性がどこまであるのかなとか、どこまで自分ができるのかなと感じることのできる一年でした」
 
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