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「4日前から日本戦にフォーカスする」ドイツ代表指揮官が明かした“超過密日程”で迎えるW杯初戦のプラン「過去の大会とは全く違う」【現地発】

カテゴリ:ワールド

中野吉之伴

2022年11月13日

盟友からのメッセージに思わず笑顔

日本と初戦で相まみえるドイツ代表。多士済々のタレントが揃う。(C)Getty Images

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 数多くの心からのメッセージにフリックは聞き入っていた。最後に登場したのが元代表監督ヨアヒム・レーブだった。14年W杯では監督とアシスタントコーチの関係でドイツに4度目の優勝をもたらした二人。盟友からのメッセージにフリックも思わず笑顔になる。

「やあ、ハンジ。特別に昔の74年ワールドカップのトレーニングジャージを自分のクローゼットから見つけ出してきたよ。希望の思いとともに、そして大会を勝ち進むうえで必要な幸運がもたらされるように。14年に僕らを強くしたことを思い出してほしい。素晴らしいチームだった。どんな時でも自分達の勝利を信じて疑わなかった。そして決して冷静さを見失わなかった。このクオリティがカギだった。トレーナーチームとともに上手くチームを導いてほしい。心から幸運を祈っているよ」
 
 真剣にその言葉に耳を傾けていたフリックは広報からコメントを求められると少し呼吸を整えてから話し出した。緊張が少しほぐれたのだろうか。その声には先ほどまでよりも柔らかいものがあった。

「どのチームにとっても大事なメッセージなのだと思う。素晴らしい経験、成功を遂げた選手や監督からのメッセージだ。多くのことをもたらしてくれる。ありがとう。しっかりとチームに伝えるよ」

 ドイツ代表は14日に中断前最後のブンデスリーガ日程を終えた後に直接カタールではなく、まずオマーンへ飛ぶ。17日までの短期キャンプだ。16日にはオマーン代表と最後の親善試合に臨む。オマーン戦までは到着後わずか1日しか時間がないので休養・調整プログラムが組まれることになっている。

「ドイツでの11月の天候はいつもいいわけではない。早めに入って天候、そして日々のリズムに慣れる必要がある。オマーンとの親善試合も大事だ。親善試合後(17日)すぐにカタールへ飛ぶ。過去大会と比べても、これまでの準備期間とは全く違う。カタールでも休養・調整プログラムを行うことにもなるだろう。試合4日前から準備をしていく予定だ。そこから日本戦にむけてフォーカスしていく」

 決戦の時はもうすぐそこだ。果たしてフリックはどんな戦略で日本に向かってくるのだろうか。W杯優勝4回を誇るサッカー大国ドイツとの真っ向勝負へのカウントダウンは始まっている。

取材・文●中野吉之伴
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