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平畠啓史チョイス“至極の11人”| G大阪を救った東口はMVPにふさわしい。白井の献身性は感動的【J1月間ベストイレブン 10・11月】

カテゴリ:Jリーグ

平畠啓史

2022年11月09日

大迫の前線での存在感はやはり特別

G大阪は終盤4戦負けなし。残留のドラマに東口の活躍は欠かせなかった。写真:徳原隆元

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 中盤のアンカーの位置に横浜F・マリノスの喜田拓也。攻撃的なチームにおいて、あらゆるスペースを埋め、ときには攻撃にも加わる。優勝を決めたヴィッセル神戸戦でも中盤で存在感抜群だった。

 インサイドハーフに神戸の小林祐希。31節、32節と連続ゴール。これまでは人を使うイメージもあったが、使われるプレーでも力を発揮。そして、33節・川崎フロンターレ戦での直接フリーキックは文句なし。終盤の戦いで神戸を牽引した。

 インサイドハーフのもう1人は、北海道コンサドーレ札幌の青木亮太。卓越した技術力が様々な場面で披露された。攻撃でも存在感抜群だったが、怪我人が出てボランチに移っても持ち味を発揮。今シーズンは8ゴール。来シーズンはさらなる飛躍が期待できる。

 前線は4トップ気味で、右には川崎の家長昭博。神戸戦でPKを決めたあと、ピッチを叩きつけたシーンや、1人少なくなった最終節FC東京戦で献身的に守備に奔走するシーンに、技術だけでなく戦う漢であることを見せつけられた。

 左には川崎のマルシーニョ。何度もスピードに乗ったドリブルで突破するだけでなく、肝心なところでゴール前にも姿を見せた。終盤4連勝フィニッシュの川崎で3試合連続ゴールの活躍だった。
 
 2トップは湘南ベルマーレの町野修斗。終盤戦、出場4試合で4ゴール。10月8日のFC東京戦で自陣からドリブルで運んで決めきったゴールは、町野のストライカーとしての引き出しの多さを証明するものとなった。

 もう1人は神戸の大迫勇也。無理な態勢でも巧みにボールをコントロールして何度も攻撃の起点になっていた。前線での存在感はやはり特別である。

 MVPはG大阪の東口。少しステップを踏んで膝を軽く曲げてから、ボールに無駄なく向かいセーブする動きの速さ、スムーズさは美しい。至近距離のシュートに対する反応が鋭い。G大阪を救った東口のプレーぶりはMVPにふさわしい。

取材・文●平畠啓史

【PHOTO】その年を華やかに彩ったJリーグ歴代MVPを一挙紹介!(1993~2022)
 
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