変化を求め高校サッカーで新たなスタート
こうして落ち着きを取り戻した浦。ただ、自分の成長のためには何かを変えなければいけないと考えるようになった。鳥栖に残るか、それとも新天地を求めるか。
そして、迎えた2年次の昨年5月。浦は4年間お世話になった鳥栖を退団し、新たなスタートを切る道を選んだ。新天地は高校サッカー選手権で3度の優勝を誇る名門・東福岡。もちろん、レギュラーを掴むのは簡単ではなく、280人近い部員がいる中で競争を勝ち抜かなければ試合には出られない。しかも、浦は5月に転校したため、規定により同年夏のインターハイには出場ができない状況だった。
しかし、心身ともに成長を遂げた浦は慌てず、自分と向き合いながらサッカーに取り組んでいく。実質的にAチームでプレーできるのは夏以降となるため、まずはコンディションを整えながらフィジカルの強化に励んで来るべき時に備えた。
「Aチームでは大会に出られないのは分かっていた。最初はBチームでプレーしながら、自分の武器を出す。そして、夏以降にスタメンを取れるようにという思いを持って取り組んでいた」
そして、迎えた2年次の昨年5月。浦は4年間お世話になった鳥栖を退団し、新たなスタートを切る道を選んだ。新天地は高校サッカー選手権で3度の優勝を誇る名門・東福岡。もちろん、レギュラーを掴むのは簡単ではなく、280人近い部員がいる中で競争を勝ち抜かなければ試合には出られない。しかも、浦は5月に転校したため、規定により同年夏のインターハイには出場ができない状況だった。
しかし、心身ともに成長を遂げた浦は慌てず、自分と向き合いながらサッカーに取り組んでいく。実質的にAチームでプレーできるのは夏以降となるため、まずはコンディションを整えながらフィジカルの強化に励んで来るべき時に備えた。
「Aチームでは大会に出られないのは分かっていた。最初はBチームでプレーしながら、自分の武器を出す。そして、夏以降にスタメンを取れるようにという思いを持って取り組んでいた」
その結果、夏以降はレギュラーに定着。同年冬の選手権では、右のウイングバックとして持ち前の脚力を生かしたプレーで存在感を発揮した。
自信を深めると、新チームが発足して間もない今年1月の県新人戦でチームを優勝に導く活躍を見せる。そこでスカウトの目に留まり、神戸から練習参加のオファーをもらった。
もちろん、プロサッカー選手になったからといって、ゴールではない。新たなスタート地点に立っただけに過ぎないのだ。父・文寿さんからもこんな言葉を掛けられた。
「嬉しいけど、ここで調子に乗らないように頑張れ」
浦自身も現状に満足はしていない。今季はレギュラーとして活躍しているが、3ゴールと得点力に不満を抱いている。だからこそ、今週末から始まる高校サッカー選手権予選では誰よりも結果にこだわっている。
本山雅志、長友佑都らを育ててきた志波芳則総監督が「キーマンになる選手」と期待をかける男はどんなプレーを見せるのか。自分を支えてくれた両親に恩返しをするためにも、最後の冬は負けられない。
取材・文●松尾祐希(フリーライター)
【PHOTO】2022年の高校サッカー界を彩る注目選手を写真でチェック!~九州編
【画像】元日本代表、解説者、サッカー好きタレント…豪華メンバーが選ぶ“W杯26人”序列布陣!
【PHOTO】どこもかしこもデザイン刷新! カタールW杯・出場国の「本大会用ユニホーム」を一挙公開!
自信を深めると、新チームが発足して間もない今年1月の県新人戦でチームを優勝に導く活躍を見せる。そこでスカウトの目に留まり、神戸から練習参加のオファーをもらった。
もちろん、プロサッカー選手になったからといって、ゴールではない。新たなスタート地点に立っただけに過ぎないのだ。父・文寿さんからもこんな言葉を掛けられた。
「嬉しいけど、ここで調子に乗らないように頑張れ」
浦自身も現状に満足はしていない。今季はレギュラーとして活躍しているが、3ゴールと得点力に不満を抱いている。だからこそ、今週末から始まる高校サッカー選手権予選では誰よりも結果にこだわっている。
本山雅志、長友佑都らを育ててきた志波芳則総監督が「キーマンになる選手」と期待をかける男はどんなプレーを見せるのか。自分を支えてくれた両親に恩返しをするためにも、最後の冬は負けられない。
取材・文●松尾祐希(フリーライター)
【PHOTO】2022年の高校サッカー界を彩る注目選手を写真でチェック!~九州編
【画像】元日本代表、解説者、サッカー好きタレント…豪華メンバーが選ぶ“W杯26人”序列布陣!
【PHOTO】どこもかしこもデザイン刷新! カタールW杯・出場国の「本大会用ユニホーム」を一挙公開!