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“難航”に見えたガビとバルサの契約延長の舞台裏。決め手となったのはシャビ監督の評価「プレー強度は凄まじいものがある」【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

エル・パイス紙

2022年09月29日

「ガビ、デヨング、ケシエが残り1枠を争う構図になる」

バルサは契約延長のセレモニーも実施。左がラポルタ会長。(C)Getty Images

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 正式発表が9月中旬までずれ込んだ理由は主に2つある。1つ目は、ガビが成人に達する18歳になるのを待っていたこと(誕生日は8月5日)。2つ目がファイナンシャル・フェアプレー(FFP)だ。

 規約に抵触しないように、いかに収支の帳尻を合わせるか経営陣が電卓とにらめっこする生活は移籍市場がクローズした後も続いていたが、そんな中、ミラレム・ピャニッチが契約を解消し、シャールジャFC(アラブ首長国連邦)に移籍。その人件費の浮いた分を充てることで、ガビをトップチーム登録することが可能となった。背番号も来年1月から「6」に変更する予定だ。

 シャビは「足下でボールを受けるか、スペースに飛び込むか、中に絞るかといった局面に応じた判断力を向上させる必要がある」と戦術面の課題も指摘するが、ガビに厚い信頼を寄せているのは起用法を見ても明らかだ。ガビのプレーを見ていて彷彿とさせる選手の1人がデコだ。シャビが現役時代に一緒にプレーしたチームメイトでもあるが、ガビも当時の彼と同じくチームに安心感をもたらす存在になっている。
 
「シャビは(中盤の底に)静的なMFを配置する。彼にとって現チームでその役割を果たせる選手はブシ(セルヒオ・ブスケッツの愛称)しかいない。さらにペドリが不動のレギュラーであることを考えると、ガビ、(フレンキー)デ・ヨング、(フランク)ケシエが残り1枠を争う構図になる」

 ある強化担当者は中盤のポジション争いについてこう説明するが、現在その熾烈なバトルを制しているのがガビだ。バイエルン戦がそうだったように、新6番はシャビ・バルサにおいて“中盤の番犬”のごとくピッチを走り回り続けている。

文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルセロナ番記者)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。

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