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「ヤットさんは遊び球を使って…」磐田内定の植村洋斗が歴戦のボランチから学んだこと。プレーの緩急に刺激「本当に凄い」

カテゴリ:大学

安藤隆人

2022年09月22日

クールな語り口調ながら、言葉の裏には強烈な向上心と闘争心

42歳となった今もJ1で活躍する遠藤。百戦錬磨のベテランのプレーに、植村も「あの落ち着かせ方は本当に凄い」と絶賛する。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 磐田の練習参加の際に目を引いたのが、百戦錬磨のMF遠藤保仁だった。日本代表として3度ワールドカップを経験している、同じボランチの大ベテランが見せるプレーの緩急に刺激を受けた。

「ヤットさんは遊び球を使って近くでつなぎながら、その間に一瞬で遠くを見て、一瞬で局面を変えるパスを出す。最初は『え、いつ見ているの?』と思いましたし、『え、そこを通すの?』というパスも多かった。本当に凄い技術レベルでした」

 驚きとともに、植村は注意深く遠藤の動きを見た。「周りを見ていて、ポジショニングもずっと細かく修正していて、ボールが来たら一瞬でオンに入る。敵が来ていたらすぐ叩くし、一瞬でもフリーだったら前を向くんです」。

 遠藤は、ピッチ上で浮遊しているように見えて、実は常にアンテナを張り、目まぐるしく変わる局面と試合の流れを誰よりも読み取る。だからこそボールが来る前に判断の礎ができ、正確な技術を駆使してスムーズに次のプレーに移行する。

 時には時間を止め、時には時間を一気に進める遠藤のプレーは、植村にとって参考となったのは言うまでもなかった。

「高校時代と比べて落ち着かせる能力は身についてきたとは思っていますが、あの落ち着かせ方は本当に凄いなと思います。ヤットさんをはじめ、いろんな選手から学んで吸収して、自分の長所を伸ばしていきたいです」
 
 相変わらずのクールな語り口調ながら、その言葉の裏には強烈な向上心と闘争心が常に宿っている。

「もっと成長して、相手をいなしながら、縦パスなどの相手を刺すパスを入れて、どんどんアタッキングエリアに入っていくボランチになりたいです。早稲田大では大学チャンピオンになるために、在学中にJリーグデビューするために、自分が何をすべきかを常に考えながらやっていきたいと思います」

 プレーの緩急の合間に見せるインテリジェンスと大胆さ。強力な武器を持った秀英ボランチの今後にぜひ注目してほしい。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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