2年前と同じように立ち位置を変えられるか
川崎戦で、今季初めて先発出場を果たした北爪のプレーには迷いがなかった。スペースがあれば一気に前線まで駆け上がり、なおかつ攻撃一辺倒にならずに、守備の局面では宮城天、マルシーニョという個の能力に長けた川崎のアタッカーにも冷静な対応を見せた。
後半に入って柏は攻勢を強めたが、北爪の前への推進力はチームを奮起させる起爆剤の役割を果たしていた。
「勝点を積み上げられている時というのは、みんなが助け合い、チームが良さを出して自信を持っていたからこそ、結果的に良い方向に向いていた。もう一回、自分たちのやるべきことに立ち返ってやれれば、積み上げてきたものがあるので、やれないわけではない」
そう語るように、彼自身が外から見て感じていたこともあったのだろう。マテウス・サヴィオがボールを持てば右サイドを全力で駆け抜け、味方のロングフィードが長くなった時も懸命に追いかけてラインを割るギリギリのところで残し、簡単に相手ボールにはさせなかった。そんな北爪の全身全霊をかけたプレーに対し、サポーターからは賞賛の拍手が贈られた。
後半に入って柏は攻勢を強めたが、北爪の前への推進力はチームを奮起させる起爆剤の役割を果たしていた。
「勝点を積み上げられている時というのは、みんなが助け合い、チームが良さを出して自信を持っていたからこそ、結果的に良い方向に向いていた。もう一回、自分たちのやるべきことに立ち返ってやれれば、積み上げてきたものがあるので、やれないわけではない」
そう語るように、彼自身が外から見て感じていたこともあったのだろう。マテウス・サヴィオがボールを持てば右サイドを全力で駆け抜け、味方のロングフィードが長くなった時も懸命に追いかけてラインを割るギリギリのところで残し、簡単に相手ボールにはさせなかった。そんな北爪の全身全霊をかけたプレーに対し、サポーターからは賞賛の拍手が贈られた。
試合はドウグラスの得点で追いついたが逆転には至らなかった。これで柏の未勝利は6試合。それでも前節までの試合内容と比較すると、北爪のエネルギッシュなプレーに触発されたのか、全選手が90分間に渡ってハードワークした柏に復調の兆しは見えた。
そして北爪にとっても、自分の立ち位置を大きく変える試合になったのではないだろうか。2年前と同じように。
取材・文●鈴木潤(フリージャーナリスト)
【J1第30節 PHOTO】柏 1-1 川崎|小林悠の先制弾、ドウグラスの同点弾。両者譲らず勝点1を分け合う結果に
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そして北爪にとっても、自分の立ち位置を大きく変える試合になったのではないだろうか。2年前と同じように。
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