【アンカー】
◎遠藤 航（シュツットガルト／ドイツ）
△柴崎 岳（レガネス／スペイン）

◎＝レギュラー候補　〇＝有力　△＝バックアッパー

　遠藤は変わらず不動の存在のはず。懸念は彼が不在となった場合に誰をアンカーに回すか。ここまでは柴崎が担う回数が多い印象だが、ダブルボランチへの変更など予防策をしっかり用意しておくことが重要だろう。

【インサイドハーフ】
◎守田英正（スポルティング／ポルトガル）
〇田中 碧（デュッセルドルフ／ドイツ）
○原口元気（ウニオン・ベルリン／ドイツ）
〇鎌田大地（フランクフルト／ドイツ）
〇久保建英（レアル・ソシエダ／スペイン）
〇旗手怜央（セルティック／スコットランド）

◎＝レギュラー候補　〇＝有力　△＝バックアッパー

　現状で中盤のトライアングルのファーストチョイスは遠藤、守田、田中のトリオだろう。ただ興味深いのは６月の強化試合でインサイドハーフやトップ下気味のポジションでテストした鎌田、久保の起用法だろう。彼らの力を存分に引き出す策を見つけ出せるか。

　またセルティックでアピールを続ける旗手が代表復帰を果たし、原口も控えている、多種多様な人材が並ぶポジションと言えるだろう。　

【ウイング】
◎伊東純也（ランス／フランス）
〇南野拓実（モナコ／フランス）
〇三笘　薫（ブライトン／イングランド）
△堂安　律（フライブルク／ドイツ）
△相馬勇紀（名古屋）

◎＝レギュラー候補　〇＝有力　△＝バックアッパー

　焦点はモナコで苦戦する南野か。指揮官がその状態をどう見極めるかで左サイドの序列も変わりそうだ。ブライトンで出場時間を伸ばせていないがキレは示す三笘、先のE-1選手権で結果を残した相馬がポジションを狙うだろう。

　右は伊東が不可欠な存在だが、調子の良さを感じさせる堂安も控える。堂安は中盤での起用もあるか。

【CF】
◎古橋亨梧（セルティック／スコットランド）
〇前田大然（セルティック／スコットランド）
○上田綺世（サークル・ブルージュ／ベルギー）
△町野修斗（湘南）

◎＝レギュラー候補　〇＝有力　△＝バックアッパー

　今回も大迫が不在のなかで、誰が存在感を高めるか。改めて古橋が代表で定位置取りへ名乗りを上げるか、前田、上田の“東京五輪組”が勢いを示すか、はたまた湘南の町野がチャンスを手にするか。それぞれが異なった特長を持つだけに、周囲との連係をどう生かせるかも重要になるだろう。
　
文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）