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岩政監督は一体何を考えているのか。新スタイル構築中の鹿島は、フタを開けてみないと分からない面白さがある

カテゴリ:Jリーグ

小室功

2022年09月04日

選手たちに戸惑いはないだろうか

浦和戦は2-2のドロー決着。2点のリードを追いつかれる結果となったが、新体制のカラーが見えた収穫のある勝点1だった。写真:徳原隆元

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 川崎戦では、仲間隼斗をトップ下に置き、鈴木優磨とアルトゥール・カイキを前線に並べ、右SBが安西幸輝、左SBが広瀬陸斗と、2人の本来のポジションを入れ替えた。

 浦和戦では、鈴木を1トップに置き、その後ろにA・カイキと仲間を並べた。両SBは本来の左・安西、右・広瀬の形で起用した。

 1節ごとに選手の立ち位置を変えることに何らためらいはなく、さらに付け加えれば、試合中にもどんどんシステムやポジションを変化させるのが岩政監督流だ。“変幻自在の追求”は“イワマサ・スタイル”の根幹をなすと言っていいかもしれない。

「1週間のトレーニングのなかで、選手たちに同じ絵を見せられるよう、準備している」(岩政監督)とは言うものの、選手たちに戸惑いはないだろうか。

 浦和戦で2ゴールを叩き込んだA・カイキが言う。

「試合ごとにポジションが変わって頭が疲れるかって? いや、そんなことないよ! 僕らのプレーの特徴や個性を生かそうと、監督がいろいろ考えて、戦い方を提示してくれるし、トレーニングは嘘をつかない。日々、積み重ねてきたものを試合のなかで、表現するだけだよ」
 
 次に、いかなる手を繰り出すのか。試合中、どう変化させていくのか。岩政監督は一体何を考えているのか、フタを開けてみないと分からない面白さがある。

 ただ、対する相手監督にとってそれは無言のプレッシャーになり得るかもしれない。もしかしたら、策士の岩政監督はそこも織り込みずみで、考えているのかもしれない。

 多少なりとも疑心暗鬼になってくれたら――。

 次の試合に向けた駆け引きは、すでに始まっている。

取材・文●小室功(オフィス・プリマベーラ)

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