シリア戦は“鉄板”だとしても、イラン戦では思い切った選手起用を。
シリア戦は右SB・酒井宏の代わりに、酒井高徳か塩谷が入るくらいで、その他のポジションは“鉄板”のメンバーが並ぶはずだ。所属クラブで出場機会を得られていない左SBの長友佑都や酒井高の試合勘は不安視されるが、実績重視の指揮官が、この重要な試合でギャンブルに打って出る可能性は低いだろう。
唯一、不透明なのは、怪我の状態が心配される山口蛍で、彼にアクシデントがあれば、柴崎岳か追加招集の選手が代役を務めることになる。
もっとも、続くイランとの親善試合では「リスクはあるが、何人かの選手をテストしたい」と複数の選手を試す意向を示している。怪我から復帰した清武弘嗣はもちろん、新戦力の柏木や塩谷、南野にもチャンスが与えられるに違いない。
激戦区の2列目でポジション取りに挑む清武と南野は、前者がトップ下、後者が右FWで起用される可能性が高い。「FKでより点を取りたい」という点で言えば、清武にはセットプレーのキッカーとして、同様に南野には「(これまでの試合で)PKをもらえていない」現状を打破するべく、エリア内での仕掛けが求められるはずだ。
また、ボランチ起用が濃厚な柏木は、所属クラブで披露するプレーを表現できれば、新たなオプションとしての地位を確立できる。
柏木の持ち味である精度の高い縦パスは、現在の日本代表に欠けている部分。パフォーマンス次第では、一気に序列を上げる可能性もありそうだ。「右SBで競争してほしい」塩谷も同じく、対人の強さを押し出して、やや安定感に欠ける酒井宏にプレッシャーを与えたい。
いずれにせよ、彼らのような新戦力の台頭がなければ、いずれ日本代表の成長は頭打ちになる。ハリルホジッチ監督には、負けが許されないシリア戦での勝点3はもちろん、テストと位置付けたイラン戦での思い切った選手起用にも期待したい。
唯一、不透明なのは、怪我の状態が心配される山口蛍で、彼にアクシデントがあれば、柴崎岳か追加招集の選手が代役を務めることになる。
もっとも、続くイランとの親善試合では「リスクはあるが、何人かの選手をテストしたい」と複数の選手を試す意向を示している。怪我から復帰した清武弘嗣はもちろん、新戦力の柏木や塩谷、南野にもチャンスが与えられるに違いない。
激戦区の2列目でポジション取りに挑む清武と南野は、前者がトップ下、後者が右FWで起用される可能性が高い。「FKでより点を取りたい」という点で言えば、清武にはセットプレーのキッカーとして、同様に南野には「(これまでの試合で)PKをもらえていない」現状を打破するべく、エリア内での仕掛けが求められるはずだ。
また、ボランチ起用が濃厚な柏木は、所属クラブで披露するプレーを表現できれば、新たなオプションとしての地位を確立できる。
柏木の持ち味である精度の高い縦パスは、現在の日本代表に欠けている部分。パフォーマンス次第では、一気に序列を上げる可能性もありそうだ。「右SBで競争してほしい」塩谷も同じく、対人の強さを押し出して、やや安定感に欠ける酒井宏にプレッシャーを与えたい。
いずれにせよ、彼らのような新戦力の台頭がなければ、いずれ日本代表の成長は頭打ちになる。ハリルホジッチ監督には、負けが許されないシリア戦での勝点3はもちろん、テストと位置付けたイラン戦での思い切った選手起用にも期待したい。