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【鳥栖】下位対決での敗戦から浮かぶ原点回帰の必要性。ラスト5試合で“鳥栖スタイル”を取り戻せるか

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2015年09月27日

迷いが露見され、総失点は昨季に比べて激増する。

甲府戦では迷いも露見。負傷明けで後半途中出場した豊田もチャンスには絡んだが、不発に終わった。写真:サッカーダイジェスト

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 翻って、ホームで手痛い敗戦をした鳥栖はどうだろう。「堅い守備がうちの特長」(豊田)とは誰もが口を揃えるが、それを貫き通してやれているのか。今季は第1ステージの13節から14試合連続失点を喫するなど、総失点は52。これは昨季の33から激増している。
 
 森下監督は試合後、「負けが込むと迷いが生じる可能性がある。たが、これまでやってきたことを信じてやるしかない」と話すが、この日のチームからはその迷いが感じられたように思えた。守備を固めながら池田、キム・ミヌのスピードを活かすというゲームプランは見て取れたが、どこか、攻守にチグハグさがあった。失点のきっかけとなった菊地のミスを責める気はないが、まずは失点をしないことを徹底しているのでれば、無理をせずに大きくクリアをする選択肢もあったはずだ。
 
 昨季はエースの豊田を活かしつつ、堅守速攻でACL出場まであと一歩のところまで迫った。あの“鳥栖スタイル”を取り戻すことはできるのか。
 
 前述したC大阪は甲府戦の敗戦が大きく響き、自らのスタイルを取り戻せないまま、まさかの降格を味わった。現状、残り5試合で降格圏まで勝点7差、鳥栖も決して安心できる状況ではない。ここまで見せているような中途半端な戦いが続くようでは、今後に明るい未来はないだろう。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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