このコラムでも申し訳ないと伝えるが、感染した人が悪いのではない。

　僕にも感染した選手、スタッフからメッセージが入る。監督…「不注意」で申し訳ありません。と。

　いや不注意ではない。もう運で誰もがなる可能性がある。

　特別コロナのことを知っている訳でもなく、感染予防に詳しい訳でもないが、風邪やインフルエンザのように、近くに感染している人がいたら、うつる人もいるが、うつらないという人もいる。というのと近いのであろう。

　僕は今まで、インフルエンザにもかかったことがない。コロナにもなっていない。

　父も母もそうだ。80歳近くになっても元気で、JFLの試合を楽しみに来てくれる。
 

　強く産んでくれた両親に感謝なのであろうか？　しかしこれだけは明日、どうなるか分からない。

　気をつけているアスリートでさえ、強い身体を持っている選手でさえなるのである。昔はインフルエンザになっても風邪になっても休まないで学校へいくのが美徳であった。練習も休めない。

　休まなくても大丈夫です、と自分のやるべき事を優先に行動した。それが無理になって初めて休むことが許された。我慢したのである。

　そして、この時期は猛暑も重なり熱中症なのか？　どうなのか？　さえも本人の身体でありながら分からない。

　39度以上の熱が出てコロナ陰性でも、無症状で熱も喉も普通でありながらコロナ陽性でも、どちらでもプレーは出来ない。

　この時代に必死に練習を取り組み、身体を整えて試合の準備をしていても、どうなるか？　どこで感染するのか？　どこで感染したのかも分からない。

　そんな中で何もしないことが一番の対策のように様々な行事が中止になっていく。

　今はそこに制限を持たずに感染拡大してしまってはいるが、どこかでコロナに負けない日常が戻ってくると信じたい。

　未来がどうなっていくのか？　分からないからこそ、今を大事に目の前のやるべきことをクリアしていきたい。

　そんなことを感じながら休みの期間を終えて、鈴鹿へ移動する新幹線の中だ。

　まだまだ暑い日が続きますが、皆様の健康をお祈りします。

　鈴鹿での闘いは続きます！

2022年８月４日
三浦泰年