Jリーグでどこまでゴール数を伸ばせるかが肝心
森保一監督が名指しで高評価した20歳のボランチ藤田譲瑠チマ(横浜)も、滑り込みの可能性が出てきた1人。6月のU-23アジアカップに参戦したU-21代表のキャプテンを務め、強靭なメンタリティでチームを引っ張った通り、彼はどこに入っても堂々とプレーできるのが強み。しかも高度な技術、戦術眼、視野の広さ、展開力といった数多くの魅力も備えている。
「改善点は、奪い切るところで奪い切れなかったり、攻撃では前を向ける時にバックパスしてしまうところ。そこは直していくべき」と自分自身を冷静に客観視できる賢さも指揮官好みだろう。
とはいえ、藤田のポジションであるボランチ、インサイドハーフは遠藤航(シュツットガルト)ら欧州組がひしめく激戦区。6月シリーズでは、原口元気(ウニオン・ベルリン)や鎌田大地(フランクフルト)らも試されているだけに、若い藤田が割って入れる確率は今のところ低い。
ただ、今回は26人枠に広がったため、日本サッカー協会もあえて次につながる若手をベンチ入りさせたいと考えるかもしれない。となれば、藤田にとっては追い風。そういったムードを作り上げるためにも、横浜の中盤で絶対的地位を確立すること。まずはそこから始めるべきだ。
それ以外にも、西村拓真、水沼宏太、小池龍太らのマリノス勢も好印象を残した。特に西村は、鎌田、久保建英(レアル・ソシエダ)らとは全く異なるタイプのトップ下。ダイナミックな走りという強みもあるだけに、2トップ気味にして攻めに出たい時などは有効なカードと見ていい。
「改善点は、奪い切るところで奪い切れなかったり、攻撃では前を向ける時にバックパスしてしまうところ。そこは直していくべき」と自分自身を冷静に客観視できる賢さも指揮官好みだろう。
とはいえ、藤田のポジションであるボランチ、インサイドハーフは遠藤航(シュツットガルト)ら欧州組がひしめく激戦区。6月シリーズでは、原口元気(ウニオン・ベルリン)や鎌田大地(フランクフルト)らも試されているだけに、若い藤田が割って入れる確率は今のところ低い。
ただ、今回は26人枠に広がったため、日本サッカー協会もあえて次につながる若手をベンチ入りさせたいと考えるかもしれない。となれば、藤田にとっては追い風。そういったムードを作り上げるためにも、横浜の中盤で絶対的地位を確立すること。まずはそこから始めるべきだ。
それ以外にも、西村拓真、水沼宏太、小池龍太らのマリノス勢も好印象を残した。特に西村は、鎌田、久保建英(レアル・ソシエダ)らとは全く異なるタイプのトップ下。ダイナミックな走りという強みもあるだけに、2トップ気味にして攻めに出たい時などは有効なカードと見ていい。
だが、西村の場合もここからのJリーグでどこまでゴール数を伸ばせるかが肝心。昨季23ゴールを奪ってJリーグ得点王に輝いた前田大然(セルティック)のような頭抜けたインパクトを残せば、森保監督の心も動くかもしれない。そう仕向けるべく、西村にはさらなるアピールを求めたい。
カタール当確と言われる谷口彰悟(川崎)はベストDFに輝き、山根も香港戦では圧巻のパフォーマンスを見せた。GKの谷晃生(湘南)らを含め、大舞台に一歩近づいたと考えてよさそうだ。
しかしながら、本当に大切なのはこの先。大会直前に調子を落としたり、負傷などのアクシデントに見舞われた選手は過去に何人もいた。E-1の経験を糧にして、欧州組のスタンダードへと自身を引き上げなければ、仮にカタールへ行けたとしてもピッチには立てないだろう。あくまでE-1は東アジアの大会だ。それを忘れず、より厳しさを持って、世界舞台を貪欲に取りに行くべきである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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しかしながら、本当に大切なのはこの先。大会直前に調子を落としたり、負傷などのアクシデントに見舞われた選手は過去に何人もいた。E-1の経験を糧にして、欧州組のスタンダードへと自身を引き上げなければ、仮にカタールへ行けたとしてもピッチには立てないだろう。あくまでE-1は東アジアの大会だ。それを忘れず、より厳しさを持って、世界舞台を貪欲に取りに行くべきである。
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