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現地ベテラン記者が香川真司を密着レポート「多くの選手が減量に成功。好調の一因にシェフ交代も!?」

カテゴリ:ワールド

マルクス・バーク

2015年09月17日

食事改革の効果は、早くも表われはじめている。

好調のチームを支える香川。新しいシェフの作る料理で動きも軽快そのもの。(C) Getty Images

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 新たにドルトムントのシェフとして招かれたローターは、クラブのトレーニング施設内で選手に提供する食事を作っている。トップチームはもちろん、U-19やU-17世代の調理も担当している。
 
 メニューの多くは糖分と油分が控えめで、食物繊維が豊富な全粒穀物や細胞の機能性を高めるオメガ3脂肪酸が含まれている。「総合的栄養構造」と呼ばれるこの食事プランは、フィットネス向上、疲労回復、怪我のリスク低下などの効果が期待できるという。
 
 食事改革の効果は、早くも表われはじめている。今シーズンここまで長期離脱を余儀なくされている主力はMFヌリ・シャヒンとDFエリック・ドゥルムのみ。しかも前者に関して言えば、内転筋を痛めたのは今年2月で、トゥヘルが就任する前の話だ。
 
 選手たちはローターが作る料理に夢中だが、公の場で口に出してはいない。メディアに「クロップの時はどうだったのか?」と指摘される余地を与えないためだ。スポーツディレクターのミヒャエル・ツォルクが食事について問われた時はこう擁護している。
「これじゃあ、昨シーズンまでドルトムントでは誰も食事や栄養について考えてこなかったような印象を与えてしまう。それはとんでもない。以前のスタッフもプロフェッショナルだったよ。マクドナルドのクーポンを使って、ウェンブリー(2012-2013シーズンのチャンピオンズ・リーグ決勝)まで行ったり、ブンデスリーガ2連覇を達成できるわけじゃない」
 
 なにはともあれ、健康的な食事がチームのプラスに作用しているのは間違いない。
 
文:マルクス・バーク
翻訳:円賀貴子
 
Marcus BARK
マルクス・バーク
地元のドルトムントに太いパイプを持つフリージャーナリストで、ドイツ第一公共放送・ウェブ版のドイツ代表番としても活躍中。国外のリーグも幅広くカバーし、複数のメジャー媒体に寄稿する。1962年7月8日生まれ。
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