代表ウイークを終え、今週末から世界各国で国内リーグが再開するが、欧州ではほとんどの国で、移籍市場が閉まってからの最初のリーグ戦となる。どのクラブも積極的な戦力補強を期限ぎりぎりまで展開。そこで獲得した選手たちの多くが、今週末に初お目見えすることになるだろう。
 
　欧州でプレーする日本人選手は、夏の補強を終えたそれぞれのクラブで、立場がどのように変化したのだろうか。
 
　ここでは、主要な欧州日本人選手それぞれの現状を紹介するとともに、彼らの今後を展望していこう。
 
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【ブンデスリーガ編】
 
香川真司（ドルトムント）
今季成績：３試合・１得点
 
　ドルトムントが期限最終日に２列目で輝く逸材アドナン・ヤヌザイを獲得したのは、開幕からフル稼働している香川やマルコ・ロイス、ヘンリク・ムヒタリアンの負担を減らすため。４-１-４-１のインサイドハーフとして躍動している香川の立場がグラつくのは、スランプに陥った場合にかぎられるはずだ。
 
　ただし、当初はゴンサロ・カストロのみだった後続に、ヤヌザイの名前が加わったのは事実。マンチェスター・ユナイテッド時代に定位置を争ったライバルの加入を発奮材料にして、好パフォーマンスを引き続き披露できるか。