【FC東京】神戸戦でハットトリック。前田が呟いたチームワークの良さを確信させたひと言

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2015年09月13日

先制した17試合で16勝。必勝パターンが確立されているだけに…

およそ6年ぶりのハットトリックでチームの勝利に貢献。前田の活躍が第2ステージ制覇の鍵を握るか。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 チームワークの良さを確信させたのが、前田のひと言だ。「最初(FC東京に加入した当初)よりも味方がやりたいことが分かってきた」。「普通」に思われるかもしれないが、武藤の陰に隠れ、サブに甘んじていた第1ステージでは聞かれなかった言葉である。確かな重みが感じられた。

 完璧にフィットしているとは言い難いが、武藤(現マインツ)が移籍した前線でここにきて前田が存在感を発揮し始めているのは、シーズン終盤に向けてポジティブな材料だ。
 
 堅守速攻という戦い方を成立させるうえで、頼れるフィニッシャーの存在はいわば命綱。今回のハットトリックで前田が勢いに乗れれば、FC東京は第2ステージの最終盤まで覇権を争えるはずだ。

 今季はリーグ戦で先制した17試合で16勝。必勝パターンが確立されているだけに、得点源と期待される前田の活躍はやはり大きな鍵になる。
 
 J1での通算得点を歴代5位の145に伸ばした前田は意欲十分。「(広島の佐藤)寿人も(川崎の大久保)嘉人も同世代なので刺激になる」。そして同歴代1位の中山雅史さんについても、「自分はあの人の背中を見て育ったようなものなので頑張ります」とコメントした。
 
 FC東京の命運は前田にかかっているとは言わないまでも、キーマンのひとりになることは間違いない。仮に彼がゴールを連発してFC東京を第2ステージ制覇に導くような展開になれば、この神戸戦がターニングポイントとして語られるに違いない。
 
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
 
 
 
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