流れるような身のこなしに感嘆
バイシクルシュートの映像を見て、改めて気づかされるのは着地のうまさだった。スタンディングの状態から狙ったわけではなく、ゴールから遠ざかるように走りながらのアクションだけに、その流れるような身のこなしに感嘆するばかりだ。
「子どものころからビーチサッカーをやっていたので、ああいうアクロバティックなプレーが自然にできるのだと思う」
バイシクルシュートのいちばんの難しさは着地にある。着地の恐怖心さえ克服すれば、ボールをとらえること自体はそれほど難しくないだろう。ただ、ゴールを決めるとなったら、また別の話だが。
「子どものころからビーチサッカーをやっていたので、ああいうアクロバティックなプレーが自然にできるのだと思う」
バイシクルシュートのいちばんの難しさは着地にある。着地の恐怖心さえ克服すれば、ボールをとらえること自体はそれほど難しくないだろう。ただ、ゴールを決めるとなったら、また別の話だが。
2019年に鹿島に加入し、Jリーグでチームトップの18ゴールを記録したエヴェラウドも昨シーズンは体調不良が長引き、わずか1ゴールに終わった。今季に入ってからも内転筋関連鼠径部痛の治療のために一時、ブラジルに帰国するなど大幅に出遅れた。
だが、5月に再びチームに合流。トレーニングに汗を流し、直近のJリーグでは2試合連続ゴールを決め、“点取り屋エヴェラウド、ここにあり”を強く印象づけた。以前、ゴール量産の秘訣を尋ねると「こぼれ球を確実に決めること」と答えていたが、その真意は「常にシュートを狙い続ける貪欲さと、チャンスを逃さない冷静さ」にある。
雌伏のときは終わった。ゆっくりと弧を描きながらゴールに吸い込まれた永久保存版ともいえるC大阪戦の一発が、文字どおり完全復活の狼煙に見えた。
取材・文●小室功(オフィス・プリマベーラ)
【関連動画】ド派手なバイシクル弾! 鹿島エヴェラウドが大技で劇的同点弾!
だが、5月に再びチームに合流。トレーニングに汗を流し、直近のJリーグでは2試合連続ゴールを決め、“点取り屋エヴェラウド、ここにあり”を強く印象づけた。以前、ゴール量産の秘訣を尋ねると「こぼれ球を確実に決めること」と答えていたが、その真意は「常にシュートを狙い続ける貪欲さと、チャンスを逃さない冷静さ」にある。
雌伏のときは終わった。ゆっくりと弧を描きながらゴールに吸い込まれた永久保存版ともいえるC大阪戦の一発が、文字どおり完全復活の狼煙に見えた。
取材・文●小室功(オフィス・プリマベーラ)
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