本人は涼しい顔で「狙ったかって?もちろんだよ」
今季のJリーグ最優秀ゴール賞は“これ”で、もう決まりではないだろうか。
常軌を逸した衝撃の一発が決まったのは7月6日、鹿島対C大阪戦でのことだった。試合終了が迫る88分32秒。1点のリードを許す鹿島が追いかける展開のなかで、そのスーパーゴラッソは生まれた。
ディフェンスラインからのロングフィードに対して鈴木優磨が相手と競り合い、少々、体勢を崩しながらも何とか頭に当てる。そのこぼれ球にいち早く走り込んだエヴェラウドが2タッチ目でボールを浮かすと、ジャンプ一番、バイシクルシュートを試みたのだ。
ペナルティエリア内とはいえ、ゴールへの角度は狭く、映像を確認すればするほど、「この位置からバイシクルシュートをねらっても決まる可能性は限りなく低いだろう」としか思えない。だが、当の本人は「狙ったかって? もちろんだよ」と、試合後、涼しい顔でいってのけた。そして、こう胸を張った。
常軌を逸した衝撃の一発が決まったのは7月6日、鹿島対C大阪戦でのことだった。試合終了が迫る88分32秒。1点のリードを許す鹿島が追いかける展開のなかで、そのスーパーゴラッソは生まれた。
ディフェンスラインからのロングフィードに対して鈴木優磨が相手と競り合い、少々、体勢を崩しながらも何とか頭に当てる。そのこぼれ球にいち早く走り込んだエヴェラウドが2タッチ目でボールを浮かすと、ジャンプ一番、バイシクルシュートを試みたのだ。
ペナルティエリア内とはいえ、ゴールへの角度は狭く、映像を確認すればするほど、「この位置からバイシクルシュートをねらっても決まる可能性は限りなく低いだろう」としか思えない。だが、当の本人は「狙ったかって? もちろんだよ」と、試合後、涼しい顔でいってのけた。そして、こう胸を張った。
「ああいうアクロバティックなシュートは自分の持ち味のひとつでもあるからね。実際、これまでのキャリアのなかで何度か(バイシクルシュートを)決めているよ。FWであれば、ゴールを背にしていてもどこにゴールがあるかイメージできている。シュートした瞬間、入ったと思った」
確かに、豪語するだけのことはあるかもしれない。
あの状況に遭遇したC大阪の選手が「まさか打ってくるとは思わなかった」と証言していたそうだが、トラップ後、ボールを浮かしたところからシュートに至るまでの一連のアクションに一切の迷いが感じられず、エヴェラウド自身は確信をもって決めにいっていたというのがうかがえる。
確かに、豪語するだけのことはあるかもしれない。
あの状況に遭遇したC大阪の選手が「まさか打ってくるとは思わなかった」と証言していたそうだが、トラップ後、ボールを浮かしたところからシュートに至るまでの一連のアクションに一切の迷いが感じられず、エヴェラウド自身は確信をもって決めにいっていたというのがうかがえる。