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フワッと浮いて、静かに着地。規格外の“しなやかな”日体柏のオウイエ・ウィリアム、FW歴は約半年も世代屈指のストライカーに絶賛成長中

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2022年06月28日

「全国に出て、日体柏の名を広めて行きたい」

インハイ千葉県予選では、流通経済大柏、市立船橋の『2強』から立て続けに得点。「今年は日体柏も十分に力がある」と選手権出場を目ざす。写真:安藤隆人

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 しかし、そのオウイエに熱心に声をかけていたのが、現在は柏レイソルU-18の監督を務める酒井直樹(前柏日体サッカー部監督)だった。酒井監督の熱意に押される形で日体柏に進学を決めると、高校ではSBの他にCBでもプレー。昨年、コーチだった根引謙介が監督に就任すると、ボランチ起用も増え、今年1月にFWにコンバートされた。

「ポジションがどんどん前に行く流れだったので、FWになったときは『ついにきたか』と思いました。ボランチも楽しかったのですが、FWのほうが直接得点に絡めますし、自分の特長を最大に活かせるポジションだと思っているので、コンバートされたときは嬉しかった」

 待ちに待ったポジションだけに順応は非常に早かった。すぐにポストプレーを覚えると、SBやボランチで磨いた前へ飛び出してボールを受けるプレーも連続性の中で効力を発揮するようになった。

 それを周りは見逃さなかった。今年に入ってJ1、J2、J3の全カテゴリーのクラブに練習参加。高卒プロ入りの可能性も高まってきている。

「練習参加してみて、全然やれないことはないし、僕がもっと成長すればやれると思っています」

『2強』からの2発はその決意と自信の表われでもあった。
 
「世間は流通経済大柏だ、市立船橋だと言いますが、今年は日体柏も十分に力があると思っているので、冬は絶対に勝ちたい。全国に出て、日体柏の名を広めていきたい」

 プロに向けて、選手権に向けて。日体柏の規格外のしなやかなストライカーは虎視淡々と大舞台に立つことを狙っている。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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