ブラジル人指揮官がどのように鈴木を生かしていくか

U-23アジア杯の韓国戦では2得点など圧巻のパフォーマンス。大会を通じて質の高いプレーを見せ、チームの3位フィニッシュに大きく貢献した。(C)2022 Asian Football Confederation (AFC)
ただ、鈴木の言葉からわかるのは、自分の周囲360度の状況が頭の中できっちりイメージできているということ。その空間認知力は、一流選手には欠かせない能力であり、U-23アジアカップで見せたようなゴール前での冷静な選択やシュートにも表われている。どんなレベルの場所でサッカーをしても、環境に慣れさえすれば、それは大いに役立つはずだ。
もちろん所属クラブの清水でも、彼の存在はチームの大きな武器となっている。とくに両SBの原輝綺(右)と山原怜音(左)は、鈴木につける縦パスがうまく、それが攻撃のスイッチになる。
「テルくん(原)やレオンくん(山原)はああいうパスを出せる選手なので、あそこは絶対に動き出さないといけないところです。厳しいところで受けて何とかするのが自分らしさだし、周りも信頼してパスを出してくれているので、(2人が)顔を上げたタイミングで動き出すというのは、自分の中では決まりごとぐらいの感覚でやっています」
もちろん所属クラブの清水でも、彼の存在はチームの大きな武器となっている。とくに両SBの原輝綺(右)と山原怜音(左)は、鈴木につける縦パスがうまく、それが攻撃のスイッチになる。
「テルくん(原)やレオンくん(山原)はああいうパスを出せる選手なので、あそこは絶対に動き出さないといけないところです。厳しいところで受けて何とかするのが自分らしさだし、周りも信頼してパスを出してくれているので、(2人が)顔を上げたタイミングで動き出すというのは、自分の中では決まりごとぐらいの感覚でやっています」
ゼ・リカルド新監督の下で白星発進(17節・福岡戦/3-1)した清水。ウズベキスタンから帰国して合流した鈴木を、経験豊富なブラジル人指揮官がどのように生かしていくのかも楽しみなところだ。
ただ、清水サポーターにとっては、ひとつだけ不安要素がある。U-23アジアカップの放送で解説を担当した元日本代表MFの水沼貴史氏も言っていたように、ヨーロッパのスカウト陣に“見つかってしまった”ことだ。
海外挑戦の道は当然、本人も考えているが、願わくば、周囲と生かし合いながら清水で結果を出し、チームを立て直す経験を積んだうえで、次のステップを考えてほしい。と、身勝手ながら1人のファンとしては考えている。
取材・文●前島芳雄(スポーツライター)
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ただ、清水サポーターにとっては、ひとつだけ不安要素がある。U-23アジアカップの放送で解説を担当した元日本代表MFの水沼貴史氏も言っていたように、ヨーロッパのスカウト陣に“見つかってしまった”ことだ。
海外挑戦の道は当然、本人も考えているが、願わくば、周囲と生かし合いながら清水で結果を出し、チームを立て直す経験を積んだうえで、次のステップを考えてほしい。と、身勝手ながら1人のファンとしては考えている。
取材・文●前島芳雄(スポーツライター)
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