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【バイタルエリアの仕事人】Vol.17 パトリック|ボランチとの距離感に気配り。攻守の両局面で効率的にプレーできるように

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2022年06月24日

鳥栖戦は結果として負けはしたが…

チームを率いる片野坂監督。切り替えとプレスの強度を強調し、パトリックには攻撃面で良さを発揮できるような指導も。写真:田中研治

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 今季からG大阪を率いる片野坂監督。緻密な戦略家として定評のある新指揮官がチームにもたらす変化を、パトリック自身はどう感じているのか。

――◆――◆――

 普段の練習から、切り替えとプレスに行く強度については監督からよく話があるので、そこが大事になってくると思います。特に、切り替えに関しては、今まで以上に選手たちも意識して取り組んでいます。ゲームの中では、常に攻守が入れ替わりますから、自分たちもすぐ次の準備をしなければいけません。

 監督からは、サッカーにおけるベーシックな部分が求められている気がします。自分たちが右サイドでボールを持っていれば、逆サイドのSBや中盤の選手、ボランチの選手も前線に上がっていく。リスクを負ってでも、人数をかけて攻めることで得点の確率を上げていく。そういったことは要求されていますし、チャレンジしているところです。
 
 前に人数をかけるという意味では、たとえば5月最後の鳥栖戦では、結果として1-2で負けはしましたが、厚みのある攻撃を繰り出すことができていて、チャンスの数も多かったはずです。間違いなく、チームとして成長できていると思います。

 自分自身に関しては、開幕前やシーズンの序盤では、どちらかと言うと守備的なタスクに注力していましたが、ここ最近は攻撃面で監督がいろいろと修正してくれています。僕のストロングポイントである相手の背後への抜け出しだったり、スピードやパワーを活かせるような状況を作れるようにしてくれているので、僕としてもできる限りのパフォーマンスを見せられるように努力していきたい。

 あとは、攻撃でも守備でも、ボランチの選手との距離感には気を配っています。そこがあまりにも開きすぎていると、前線で孤立するケースが出てきますし、高い位置から守備でハメに行こうとしても、後ろがついてきていなかったりとか。良い距離感を保ちながら、攻守の両局面で効率的にプレーできるようにする。その調整は重要だし、これまでもやってきていることなので、今後はもっと良化していくはずです。
 
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